ライター : 佐久間愛子

管理栄養士/糖尿病療養指導士/Webライター

にんにくが風邪に効果的って本当?

注意点として、にんにくを食べるだけで風邪対策になるわけではありません。しかし、にんにくには免疫調節作用があり、さまざまな不調対策に役立つとされています。その健康作用は少なくとも1000年以上前から薬用として注目されているほど。

そんなにんにくの栄養とはたらきを、詳しく見ていきましょう。(※1,2)

にんにくの風邪対策に役立つ効果

にんにくの効果

  1. 体を温める
  2. 免疫力を高める
  3. 疲労対策に役立つ

体を温める

にんにくは、血流を促したり体を温めたりするのに役立ちます。菌やウイルスは熱に弱いため、体を温めることで悪化対策につながるとされています。

にんにくのように、体の内側から免疫力を活性化させる食材を日々取り入れたいですね。(※3,4)

免疫力を高める

にんにくに含まれるアリシンには、免疫機能の調節が期待できます。その理由は、主に2つ考えられます。

ひとつは、にんにくには感染や風邪対策に役立つ、強い抗菌作用があること。もうひとつは、にんにくといった体を温める食材を取ることによる、免疫力の向上です。(※1,4,5)

疲労対策に役立つ

にんにくのもつアリシンが疲労対策に役立ちます。アリシンがビタミンB1と結合することでアリチアミンに変化します。アリチアミンは、ビタミンB1の吸収を高めるだけでなく、体内で保持する力もあるんです。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのに必要な栄養素。エネルギー不足は疲労につながるおそれがあるため、間接的ではありますが、にんにくがエネルギー補給を助けてくれるでしょう。(※2,6,7)

風邪対策におすすめなにんにくの食べ方・注意点

にんにくの食べ方

  1. 潰したり刻んだりして食べる
  2. ビタミンCが豊富な食材と組み合わせる
  3. 胃腸の調子が悪いときは食べない
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