ライター : 水流琴音

管理栄養士 / オーソモレキュラー認定ONP / webライター

風邪対策は規則正しい生活が基本

にんにくが風邪に効くかどうかは、十分なエビデンスがありません。風邪対策にはバランスの良い食事や、休養をしっかりと取るなど日々の生活習慣を整え、免疫力を高めることが大切です。

この記事では、にんにくの風邪への効果について解説をしていますが、にんにくばかりを食べるという偏った食事にならないように、注意してくださいね。

風邪に効く?にんにくに期待できる効果

にんにくの効果

  1. 疲労回復
  2. 血流をよくする
  3. 食欲増進
  4. 血管の老化対策

疲労回復

にんにくに含まれるビタミンB1と、独特な臭いの元であるアリシンという成分には、疲労回復作用が期待できます。風邪対策や、風邪を引いてしまったときの食事にも役立ちますよ。(※1,2)

血流をよくする

にんにくに含まれるアリシンに熱が加わると、スコルジニンと呼ばれる成分に変化します。スコルジニンには血流をよくする作用があります。血流が悪くなると冷え性の原因につながり、冷え症が続くと体の抵抗力が低下するので、注意が必要です。(※2)

食欲増進

前述した通り、にんにくは炒める・焼くなどの加熱調理によってアリシンが作られ、甘く芳ばしい独特の香りを放ちます。そのためさまざまな料理の香りづけに使用されることが多い食材です。

このアリシンによる香りは、胃腸のはたらきを活発にさせ食欲増進を促す作用があるため、風邪を引いて食欲が落ちているときに役立ちます。(※3)

血管の老化対策

年齢を重ねるとしだいに血管の伸縮性を失い、血管が硬くなりやすくなるといわれていますが、にんにくにはこの現象を抑える作用が期待されているんです。

血管の老化は生活習慣と密接に関係しているといわれています。にんにくだけに偏らずバランスの良い食事を心がけ、健康な毎日を過ごしたいですね。(※1)
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