ライター : akiharahetta(有竹亜季)

フードコーディネーター / 野菜ソムリエ/料理人

肝心なのは透明感!「切子ゼリー」のレシピ

Photo by akiharahetta

調理時間 40
*固める時間を除く
フルーツを切子模様に見立てた「切子ゼリー」のレシピをご紹介します。少ない材料で作れる割に見た目が華やかで、おもてなしにもぴったりです。

ただしシンプルな分、誤魔化しがききません。成功させるには、透明感を出すための砂糖選び、固めるためのフルーツ選び、型の外し方の3つのコツがあります。詳しくお伝えするので、ぜひ参考にして作ってみてくださいね。

材料

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コツ・ポイント

  1. 透明感を出すために不純物の少ないグラニュー糖を使う
  2. 酵素を含むパイナップル、キウイ、いちじくを使うと固まらないので注意
  3. フルーツはスクエアカットにすると失敗しにくい
  4. ゼリー液は2回に分けて注ぐ
  5. 型をサッと温めると上手く外せる

作り方

1.ゼラチンをふやかしておく

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まずはゼラチンをふやかすところからスタート!水600ccの中から大さじ4杯をゼラチンにかけ、軽く混ぜ合わせておいておきます。

2.水とグラニュー糖を火にかける

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鍋に水とグラニュー糖を入れ、沸騰させます。グラニュー糖が溶けたのを確認できたら火を止めてください。

3.ふやかしたゼラチンを加える

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続いて、ふやかしておいたゼラチンを加えます。ゼラチンが溶けきるまでムラなく混ぜ合わせましょう。

混ぜる道具はヘラやスプーンがおすすめ。ホイッパーを使うと気泡が入り、表面が凸凹になる可能性があるのでご注意を。

4.フルーツをカットする

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ゼリー液の準備ができたら、冷ましている間に、フルーツをカットしていきます。

今回はオレンジ・ピンクグレープフルーツ・レモンを使用。柑橘類はゼラチンの凝固を妨げず、なおかつきれいに仕上がるのでおすすめです。

5.スクエアにカットするのがおすすめ

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輪切りにし、中心を残して皮を切り取るようにスクエア状にカットします。

ひし形や六角形などにカットする方法もあるのですが、正直難易度高め。筆者はかなり失敗しました。チャレンジするのは慣れてきてからでもいいかもしれません。

6.切り落とした部分の果汁を絞る

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カットして余った部分や、切り落とした部分を捨ててしまうのはもったいない!果汁を絞りゼリー液に加えましょう。

風味を付けられるし、フードロス防止になるし、いいことずくめですよ。

7.容器にフルーツを並べる

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容器にフルーツを並べます。できあがったらひっくり返すことを考慮し、表になる方を下にしましょう。

バランスよく彩りよく並べてくださいね。

8.少量のゼリー液を加えて固める

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並べたフルーツの上からゼリー液を少量かけ、冷蔵庫で一度固めます。これはフルーツを固定させるための大切な作業。

一度に全量のゼリー液を注いでしまうと、フルーツがゼリー液に浮かんでしまい、綺麗な切子模様になりません。少し手間ですが、必ず行ってくださいね。

9.残りのゼリー液をすべて注ぎ入れる

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フルーツが容器に固定されたのを確認できたら、残りのゼリー液をすべて注ぎ入れ、ラップをかけて冷蔵庫で固めて完成です。

さわやかな切子ゼリーのできあがり

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できあがった「切子ゼリー」は想像以上の美しさ。フルーツに沿って四角く切り分けて皿にのせてくださいね。ガラスのプレートにすれば、涼し気でさらにGood!

ジューシーで爽やかな味わいのゼリーは、ゼリーの甘みと柑橘の酸味が絶妙のバランス。つるりとしたのど越しもあいまって、口の中が一気にリフレッシュされました。

おもてなしスイーツにおすすめ

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フルーツの皮をむき、同じ大きさにカットし、2回に分けてゼリー液を固め、意外と工程の多い「切子ゼリー」。材料こそ少ないですが、正直少し手間はかかります。

その分、見た目はきれいですし、味は格別。かけた手間暇がおもてなしの心そのものなのではないでしょうか。
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