ライター : 安田あかり

Webライター/管理栄養士

夏バテ対策に梅干しがおすすめの食材って本当?

夏バテの症状のひとつは「食欲不振」

「夏になると、なぜか食欲がわかない……」という方は多いのではないでしょうか?夏に食欲がわかなくなるのは夏バテの症状かもしれません。

暑い屋外と冷房がきいた屋内を行き来すると、温度差によって自律神経のバランスが崩れ、食欲不振をはじめとした夏バテの症状が出るおそれが。

食欲不振は栄養不足を引き起こし、疲労感やだるさが増す原因になるため注意が必要です。(※1)

夏バテ対策のポイントは梅干しの「クエン酸」

夏バテ対策に役立つひとつの食材として「梅干し」が挙げられます。梅干しに含まれる「クエン酸」が辛い夏バテの対策になるんですよ

クエン酸は酸味成分のひとつで、梅干しのほか、酢や柑橘類といった食品に含まれています。(※2)

梅干しに含まれるクエン酸が夏バテに良い理由3つ

梅干しに含まれるクエン酸が夏バテに良い理由3つ

  1. 食欲を増進させる
  2. ミネラルの吸収を促進する
  3. 代謝を助ける

食欲を増進させる

クエン酸がもつ酸味が唾液・胃液の分泌を促し、食欲増進に役立ちます。そのため、梅干しは夏バテで食欲がない方におすすめです。

また、梅干しに含まれるクエン酸をはじめとする有機酸は、腸内の善玉菌を優勢な状態にすることに役立つため、胃腸の機能を高めるはたらきもありますよ。(※2,3)

ミネラルの吸収を促進する

クエン酸は、食事から摂取したミネラルを吸収しやすい形にするはたらきがあります。

通常、カルシウムなどのミネラルは単体では摂取したとしても人の体に吸収されにくい栄養素。しかしクエン酸と一緒に摂取することでクエン酸とミネラルが結合し、吸収を助けるのです。(※2,4)
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