飲み過ぎなければOK!トマトジュースの成分

トマトジュースの成分

  1. 抗酸化作用をもつ「リコピン」
  2. むくみ対策にも「カリウム」
  3. 腸内環境を整える「食物繊維」
  4. リラックス作用がある「GABA」

抗酸化作用をもつ「リコピン」

リコピンはカロテノイドの一種で天然の赤色色素です。カロテノイドのなかでも優れた抗酸化作用をもつことが特徴で、その力はβ-カロテンの2倍以上、ビタミンEの約100倍とも言われています。

抗酸化作用によって血流が良くなるほか、健康な肌を維持し、老化対策や肥満対策にもなることから、それらの作用を摂り入れたい場合はトマトジュースでリコピンを摂取するとよいでしょう。(※9)

むくみ対策にも「カリウム」

トマトジュースに含まれるカリウムは人体に必要なミネラルのうち、ナトリウムを排出する作用をもつ栄養素です。塩分を摂り過ぎた際に調整し、体の中の浸透圧を一定に保つほか、神経の興奮性や筋肉の収縮、体液のpHバランスを保つ役割も担います。

むくみや血圧を気にしている方は積極的に摂り入れるとよいでしょう。(※2,3,10,11)

腸内環境を整える「食物繊維」

トマトジュースには食物繊維も含まれます。加工の工程で、生のトマトよりは減ってしまいますが、それでも100gあたり含有量は0.7gです。不足しがちだと言われる食物繊維は一日あたり3~4g多く摂ることを目標にするとよいとされていることから、飲み物からも摂り入れると効率よく摂取ができます。

生の野菜を食べるのがむずかしい場合には摂り入れてみるとよいでしょう。(※2,3,12,13)

リラックス作用がある「GABA」

GABAはアミノ酸の一種でリラックス作用や血圧を下げる作用、ストレスを減らす作用がある成分として知られています。GABAは副交感神経を活発にし、リラックスしているときに出るα波という脳波が脳で増加するのが特徴です。

また、このリラックス作用により、興奮状態が抑えられるため、睡眠に入りやすい体の環境を整えるとも言われます。トマトジュースのなかにはこのGABAが多く含まれるものもあるため、GABAを摂り入れたい場合は多いものを選ぶとよいでしょう。(※14,15)

トマトジュースを飲み過ぎずに摂り入れるポイント

トマトジュースを摂り入れるポイント

  1. 原材料を確認して選ぶ
  2. 朝の時間帯に摂り入れる
  3. 油と一緒に摂る
  4. 自分の体の状態に合わせて適量を摂る
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