ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

バナナは消化に良い食べ物?ポイントは酵素だった!

バナナは果肉がやわらかくて食べやすいだけでなく、アミラーゼという消化酵素を含むことから消化に良い食べ物として知られています。

アミラーゼは炭水化物の消化に関わる酵素です。食べ物にアミラーゼを含むことで、胃腸に負担をかけずに消化でき幅広い世代の人におすすめの食べ物です。(※1)

消化が良いバナナを活用するタイミング

バナナを食べるタイミング

  1. 運動前後
  2. 仕事や勉強で疲れたとき
  3. ダイエット中の間食として

運動前後

空腹のまま運動をすると血糖値が急激に下がったり、エネルギーが不足した状態で運動をすると筋肉が分解されたりしてしまいます。糖質が多く消化の良いバナナは運動前の食事におすすめです。

また運動後にはできるだけ早く、糖質とたんぱく質を補給することが望ましいです。糖質だけでなく汗から失われるミネラルも補給できるバナナは、運動後の糖質源としてぴったりですよ。(※2,3)

仕事や勉強で疲れたとき

バナナには必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンが含まれます。トリプトファンは脳内でセロトニンという物質を生成し、精神の安定や脳のはたらきの活性化に役立ちます。

仕事や勉強で疲れて集中力が切れたときは、休憩がてらの間食としてバナナを食べるのがおすすめですよ。(※1)

ダイエット中の間食として

バナナ1本のカロリーは93kcalで、ごはん1杯(150g)や食パン1枚と比べて半分以下とヘルシーです。また血糖値が急上昇すると肥満につながりますが、バナナには食物繊維を含むため、食後の血糖値をゆるやかに上昇させます。

栄養価が高く腹持ちの良いバナナは、ダイエット中の間食としておすすめですよ。(※3,4)

消化に良いバナナは赤ちゃんの離乳食にもおすすめ?

バナナはやわらかく消化しやすいため、消化器官がまだ十分にできあがっていない赤ちゃんの離乳食としてもおすすめです。

バナナには糖質やビタミン、ミネラルが含まれ、簡単に調理できる食材なので上手に活用してくださいね。(※1,3)
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