ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

魚肉ソーセージが必ずしも健康に悪いというわけではない

Photo by Ayaka Kimura

魚肉ソーセージは魚のすりみに調味料やや香辛料、デンプンなどを加えて煉り合せた食品です。添加物や塩分を含むことがあるため健康に悪いのではと心配する人もいますが、魚肉ソーセージは健康に悪い食品ではありません。

まずは魚肉ソーセージが健康に悪いと言われる理由について見ていきましょう。(※1)

魚肉ソーセージが健康に悪いと言われるのはなぜ?

健康に悪いと言われる理由

  1. 添加物が含まれているから
  2. 塩分が含まれているから

添加物が含まれているから

魚肉ソーセージには酸化防止剤や保存料、アミノ酸などの調味料、着色料といった添加物が含まれることがあります。日本では安全性が認められたものだけが法律で使用を許されており、量についても一生、毎日食べ続けても影響のないように制限されているため問題ありません。

どうしても気になる場合は、添加物を含まない魚肉ソーセージを選んでくださいね。(※2,3)

塩分が含まれているから

魚肉ソーセージ1本にはおよそ1.8gの塩分が含まれます。塩分は生命維持に不可欠ですが、摂り過ぎるとむくみや血圧上昇を引き起こしたり、腎臓に負担をかけたりするおそれがあるので注意が必要です。

多くの日本人は塩分を摂り過ぎているため、魚肉ソーセージについても極端な食べ過ぎは避けましょう。(※4,5)

健康に悪くない!魚肉ソーセージのメリット

メリット

  1. 手軽にたんぱく質を摂取可能
  2. 畜肉ソーセージよりも低カロリー・低脂質
  3. ビタミンやミネラルが含まれている
  4. DHAやEPAが含まれている

手軽にたんぱく質を摂取可能

現代の日本人はたんぱく質の摂取量が減少しています。たんぱく質の摂取量が不足すると筋肉量の減少や基礎代謝の低下、貧血といったデメリットを引き起こすおそれがあるのです。

魚肉ソーセージ1本にはおよそ9.8gのたんぱく質が含まれるので、たんぱく質補給には手軽に食べられる魚肉ソーセージが便利ですよ。(※4,6)
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