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違いがでるのはなぜ?
クリーム状バターと溶かしバターで作る型抜きクッキーは、見た目以上に食感に違いが出ました。クリーム状バターで作るクッキーは、軽い食感でバターの風味豊かで、食べ飽きず手が止まらなくなる味わい。溶かしバターで作るクッキーは、ザクザク食感があとを引きますが、バターの風味が弱くやや油っぽさを感じます。
クリーム状バターで作るクッキーの軽い食感は、クレメ法による効果が大きいようです。バターが白っぽくなるまでよく混ぜるクレメ法には、バターが空気を含む特性「クリーミング性」を活かす目的があります。バターが細かい気泡を含むことで生地に気泡が細かく入り、サクサク食感になる仕組みです。
さらに、バターが生地内で薄く広がる「ショートニング性」もバターの特性のひとつ。バターが生地内に広がることで、粘弾性のあるグルテンの形成を阻止し、歯ざわりの良い軽い食感に仕上がります。溶かしバターには、クリーミング性もショートニング性もありません。
溶かしバターで作るクッキーのバター風味が弱く油っぽさを感じたのは、高温で風味が劣化しやすいバターの特徴が原因として考えられます。とはいえ、風味と味の違いは意識して味わうと、ほんの少し感じる程度です。
クリーム状バターで作るクッキーの軽い食感は、クレメ法による効果が大きいようです。バターが白っぽくなるまでよく混ぜるクレメ法には、バターが空気を含む特性「クリーミング性」を活かす目的があります。バターが細かい気泡を含むことで生地に気泡が細かく入り、サクサク食感になる仕組みです。
さらに、バターが生地内で薄く広がる「ショートニング性」もバターの特性のひとつ。バターが生地内に広がることで、粘弾性のあるグルテンの形成を阻止し、歯ざわりの良い軽い食感に仕上がります。溶かしバターには、クリーミング性もショートニング性もありません。
溶かしバターで作るクッキーのバター風味が弱く油っぽさを感じたのは、高温で風味が劣化しやすいバターの特徴が原因として考えられます。とはいえ、風味と味の違いは意識して味わうと、ほんの少し感じる程度です。
検証結果
比較項目 | クリーム状バター | 溶かしバター |
おすすめのシチュエーション | プレゼント | 手軽なおうちおやつ |
生地の扱いやすさ | ☆ | ☆☆☆ |
型抜きのしやすさ | ☆☆☆ | ☆☆ |
見た目 | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
味 | ☆☆☆ | ☆☆ |
---|---|---|
食感 | サクサク | ザクザク |
焼きたてのおいしさ | ☆☆☆ | ☆ |
粗熱をとってからのおいしさ | ☆☆☆ | ☆☆ |
クリーム状バターと溶かしバターを使い分けてクッキーを作ろう
クリーム状バターと溶かしバターで作るクッキーは、どちらも異なる魅力があります。バターの風味や軽い食感がお好きならクリーム状バター、ザクザクのハードな食感がお好きなら溶かしバターで作るのがおすすめです。プレゼントや家用で使い分けるのもいいですね。バターを使い分けて理想のクッキーを作りましょう。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
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