ライター : 藤井千晃

管理栄養士コンテンツクリエイター

タンパク質の多いチーズランキング

順位食品名タンパク質カロリー脂質糖質
1位パルメザンチーズ44.0g445kcal30.8g1.9g
2位プロセスチーズ22.7g313kcal26.0g1.3g
3位カマンベールチーズ19.1g291kcal24.7g0.9g
4位モッツァレラチーズ18.4g269kcal19.9g4.2g
5位カッテージチーズ13.3g99kcal4.5g1.9g
6位クリームチーズ8.2g313kcal33.0g2.3g
(※1,2,3,4,5,6)
※いずれも100gあたりの栄養価です
チーズを100gあたりで比較すると、もっともタンパク質量が多いのはパルメザンチーズ。粉チーズに使われています。その次にタンパク質が多い「プロセスチーズ」は、ナチュラルチーズと違いそのまま食べることを目的としているチーズです。

スーパーに売られている6Pチーズや個包装のチーズはプロセスチーズにあたります。商品の食品情報にプロセスチーズと表記されているので、気になる方は確認してくださいね。(※7)

市販のチーズのタンパク質を比較

重量タンパク質
雪印メグミルク「6Pチーズ」1個/17g3.5g
雪印メグミルク「さけるチーズ プレーン」1本/25g6.8g
六甲バター「QBBベビーチーズ プレーン」1個/13.5g2.7g
明治「とろけるスライスチーズ」1枚/16g3.5g
クラフト「切れてるチーズ」1枚/7.4g1.5g
伊藤ハム「kiri クリーミーポーション」1個/16.3g1.4g
明治「北海道十勝 カマンベールチーズ 切れてるタイプ」1個/15g2.9g
クラフト「フレッシュモッツァレラ」1袋/100g17.5g
雪印メグミルク「とろけるナチュラルチーズ ピザ用」1袋/90g23.0g
(※7,8,9,10,11,12,13,14,15)
スーパーで人気のチーズをピックアップしました。商品によってグラム数が違うので、含まれるタンパク質量もバラつきがあります。

スライスチーズはほかのチーズと比べて、1枚あたりのグラム数も多い分、タンパク質量が多いのが特徴です。またピザ用チーズは、1袋に入っている量が多いのでタンパク質量が多くみえますが、一度に使う量によってタンパク質量は前後します。

チーズが「栄養食品」と呼ばれている理由は?

ナトリウムカルシウムビタミンAビタミンB2ビタミンB12
パルメザンチーズ1,500mg1,300mg240μg0.68mg2.5μg
プロセスチーズ1,100mg630mg250μg0.38mg3.2μg
カマンベールチーズ800mg460mg240μg0.48mg1.3μg
モッツァレラチーズ70mg330mg280μg0.19mg1.6μg
カッテージチーズ400mg55mg37μg0.15mg1.0μg
クリームチーズ260mg70mg250μg0.22mg0.1μg
(※1,2,3,4,5,6)
※いずれも100gあたりの栄養価です
チーズには、上記のとおり六大栄養素(タンパク質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミン、食物繊維)のうちの食物繊維以外の栄養素がすべて含まれています。これが「チーズが栄養食品」といわれる理由です。

よって食物繊維を含む野菜やフルーツとともにチーズを食べれば、完全食品になるといえるのです。(※16)

チーズが筋トレに適している理由とは?

ポイント

  1. 筋肉を作るのに欠かせないタンパク質が豊富
  2. ビタミンB2が脂肪燃焼作用を高めてくれる
  3. チーズは「アミノ酸スコア100」の良質なタンパク質

筋肉を作るのに欠かせないタンパク質が豊富

筋肉を作るためには、タンパク質が必要です。ただタンパク質を摂るのであれば、肉類を多く摂取すればよいのですが、肉類にはタンパク質とともに多くの脂質が含まれています。

またチーズに含まれている脂質は、ミルク由来の油脂で短鎖・中鎖脂肪酸が比較的多く含まれています。短鎖脂肪酸には、脂肪の蓄積を抑制するはたらきがあり、中鎖脂肪酸は脂肪として蓄積されにくいとされています。(※17,18,19)

ビタミンB2が脂肪燃焼作用を高めてくれる

チーズにも脂質は含まれていますが、チーズに含まれているビタミンB2には、脂質を代謝させるはたらきや脂肪を燃焼するはたらきがあります。

したがってチーズに含まれているビタミンB2は、脂質によって太りにくいような身体づくりに貢献してくれます。(※20,21)
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