無理のない程度に身体を動かす

妊娠中は軽い運動をおこなうことができます。赤ちゃんの発育に問題ないといわれているのは、ウォーキングや妊娠水泳、マタニティビクスなどです。

ただし、新しく運動をはじめる方、体調に不安がある方は、必ず医師に相談してくださいね。(※1)

妊娠中にダイエットすると赤ちゃんに影響がある?

栄養バランスの偏りが、赤ちゃんへ影響するおそれがあります。ある大学の研究で、妊娠前・妊娠初期でたんぱく質のエネルギー比率が極端に低いと、出産した子どもが3歳の時点で発達に遅れが見られる割合が多いとの報告が……。

また、たんぱく質のエネルギー比率が極端に低い人では全体的な栄養バランスの偏り、朝食欠食も多い傾向が報告されています。妊娠前・妊娠中どちらもバランスのよい食事を摂ることが大切ですよ。(※1,4)

管理栄養士が答える!妊娠中のダイエットについてのQ&A

Q. 食べづわりで体重が増え過ぎた……対処法は?

A:食品選びと調理方法を工夫して、体重管理をおこないましょう。とくに、甘くて高カロリーなチョコレートや菓子パンの食べ過ぎに注意してください。

また食べづわりのときは、食事を小分けに摂るといいです。食べづわりは血糖値が下がるタイミングで吐き気が起こるといわれています。なるべく空腹な時間を作らないようにしましょう。(※5,6)

Q. 妊娠中に太り過ぎたくない。筋トレをしてもいい?

A:妊娠中は筋トレよりも、有酸素運動がおすすめです。

息切れしないくらいの有酸素運動がよいとされています。息が上がると無酸素運動になってしまうので気を付けてくださいね。妊娠中は一般的に、一日あたり30分の運動を週5日ほど取り組む程度で十分です。(※7)

Q. 妊娠中に体脂肪を減らしたい。有酸素運動をしてもいい?

A:妊娠中に有酸素運動をしても構いません。

妊娠中の運動に向くのはウォーキングやヨガ、ピラティスなど。一方で避けてほしいのは、体の接触のあるバスケットやサッカー、熱中症のおそれのあるホットヨガ、ホットピラティスなどです。

なお、医師から妊娠中の運動を避けるよう指導されている場合は、安静に過ごしましょう。(※7)

Q. 妊娠中の体重管理におすすめの夜ご飯は?

A:妊娠中の夜ご飯は「脂質控えめ」を意識しましょう。

脂質は腹持ちのよい栄養素である反面、高カロリーです。夜遅くに食べると脂肪としてため込まれやすいので、脂質の摂り過ぎに注意してくださいね。(※8)
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