ライター : 加藤 文香

管理栄養士

粉チーズ(パルメザンチーズ)のカロリーと栄養

重量 カロリー脂質量たんぱく質量糖質量
粉チーズ大さじ1杯/8g36kcal2.5g3.5g0.2g
粉チーズ小さじ1杯/3g13kcal0.9g1.3g 0.1g 
(※1,2)
粉チーズ大さじ1杯のカロリーは36kcal、小さじ1杯のカロリーは12kcalです。チーズは種類によって栄養が多少異なりますが、たんぱく質や脂質、ビタミンA、ビタミンB2、カルシウムなどを含んでいます。

粉チーズはパルメザンチーズが原料になっていることが多く、チーズを乾燥させて粉末状にします。粉チーズの原料として使用されやすいパルメザンチーズは、たんぱく質が豊富な食品です。

ほかのチーズと比べると

カロリー脂質量たんぱく質量糖質量
粉チーズ445kcal30.8g44.0g1.9g
クリームチーズ313kcal33.0g8.2g2.3g
モッツァレラチーズ269kcal19.9g18.4g4.2g
プロセスチーズ313kcal26.0g22.7g1.3g
(※1,3,4,5)
粉チーズの原料として使用されることが多いパルメザンチーズとほかのチーズ100gあたりの栄養素を比べてみましょう。粉チーズ100gあたりのたんぱく質は44.0gであり、ほかのチーズと比較すると多く含まれていることがわかります。

たんぱく質は筋肉をつくります。筋肉量が多い方が基礎代謝は高くなるので、ダイエットしている方にはおすすめといえるでしょう。

また、チーズといえば糖質が少ない食品。粉チーズの糖質量も1.9gと低いのもうれしいですね。しかし、粉チーズはカロリーや脂質は少し高めであるため、摂り方には注意しましょう。(※6)

粉チーズをダイエット中に摂るときのポイント

粉チーズをダイエット中に摂るときのポイント

  1. 食べ過ぎない
  2. 夜食べるのは控える
  3. 普段の食事に少しだけ使う

食べ過ぎない

粉チーズはたんぱく質が豊富で低糖質の食材ですが、食べ過ぎると肥満の原因になります。

粉チーズは100gあたりカロリーが445kcal、脂質が30.8gであり、カロリーや脂質が比較的高めです。そのため、食べ過ぎると摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、カロリーと脂質の摂取がオーバーしてしまう可能性があります。

粉チーズを摂るときは1日大さじ2杯までに抑えましょう。(※1,2,7,8)

夜食べるのは控える

粉チーズはなるべく夜には摂らないようにしましょう。昼間より夜の時間帯のほうが太りやすくなることをご存じの方は多いと思いますが、それには、人の体内で働く時計遺伝子が関係しています。

この時計遺伝子は18時から翌朝4時ごろまでは活性化していて、脂肪が蓄積されやすくなっているのです。そのため、夜の時間帯は脂肪がつきやすく代謝もされづらいことから、食べ過ぎに気をつけることが大切です。

粉チーズは朝や昼に摂ることをおすすめします。夕食の場合は、18時までに摂るようにしましょう。(※9)

普段の食事に少しだけ使う

粉チーズを普段の料理に少しだけプラスするとダイエット中も食事をおいしく楽しむことができますよ。普段の食事に少し振りかけるだけで、チーズのコクや塩気により本格的な味わいになり満足感が高まります。

粉チーズといえば、パスタやグラタンにかけることが多いですが、スープにかけたり、おにぎりに混ぜたりしてもおいしくいただけます。ダイエット中の食事は淡泊であっさりとしたメニューになりやすいため、粉チーズを活用してみてくださいね。
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