ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

離乳食に「ホワイトソース」を使えるのはいつから?

Photo by 小嶋絵美

離乳食のホワイトソースの主な材料は、サラダ油・小麦粉・牛乳です。離乳食中期頃から与えられますよ。後期・完了期からはサラダ油をバターにステップアップすることができます。赤ちゃんの様子を見ながら進めてくださいね。

それでは離乳食中期頃からはじめられる、「バター不使用のホワイトソース」のレシピを紹介します。(※1,2)

レンジで簡単。離乳食用ホワイトソースのレシピ

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調理時間 10
保存期間:冷蔵1日、冷凍1週間以内

離乳食向けのホワイトソースは、電子レンジで作れます。離乳食中期以降に適したバター不使用のレシピで、サラダ油を使うため溶かす手間がありません。

塩やコンソメといった調味料を加えず、素朴でやさしい味わいですよ。月齢に応じた調理・味付けをして、後期・完了期に使うことも可能です。

材料(約6食分)

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  • 小麦粉 大さじ2(18g)
  • サラダ油 大さじ1と1/2(18g)
  • 牛乳(冷たいもの) 1カップ(200cc)

コツ・ポイント

  1. サラダ油を溶かしバターにステップアップするのは離乳食後期・完了期頃が目安です。
  2. 泡立て器で混ぜると、なめらかに仕上がります。
  3. 離乳食用ホワイトソースは約1週間ほど、冷凍保存が可能。
  4. 6等分に分けて冷凍した場合の1食分の目安量は、サラダ油の量を考慮すると中期・後期食は約2/3キューブ完了食は約1キューブです。
  5. 使用の際は適宜、野菜だしや牛乳でのばしてくださいね。

作り方

1.材料を混ぜる

小麦粉とサラダ油を混ぜた液体がボウルに入っている

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小麦粉とサラダ油を耐熱ボウルに入れて混ぜます。小麦粉が溶けたら、牛乳を半量ずつ加え、さらに混ぜます。

(※冷たい新鮮な牛乳を使用してください。)

2.電子レンジ加熱をする

加熱途中のホワイトソースを泡立て器で混ぜている様子

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電子レンジ600Wで1分加熱をして、全体をよく混ぜます。ラップは不要です。
加熱して粘度のでてきたホワイトソースを混ぜている様子

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追加で1分加熱をして、よく混ぜます。さらに追加で30秒加熱して全体を混ぜ、とろっとなめらかになったらできあがりです。

3.離乳食作りに使う

ガラスの器に入った離乳食のホワイトソース

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ホワイトソースがあると離乳食のシチュー、スープ、グラタンなどが作れますよ。

すぐ使わないときは冷まして清潔な容器に入れ、ラップをして冷蔵保存ができます。冷蔵の日持ちは1日程度です。保存している間に粘度が高まるため、水や牛乳などでのばし、再加熱をしてください。
フリージング容器に入った離乳食のホワイトソース

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冷まして清潔なフリージング容器に流し、冷凍保存もできます。このレシピでは50ml×6の容器を使用しています。冷凍での日持ちの目安は1週間以内。中期・後期食は2/3キューブ、完了食は1キューブで約1食分です。

解凍するときは使う分だけ耐熱のボウルに移し、少量の水を足して、ラップありで電子レンジ加熱します。加熱途中・加熱後に混ぜると、ムラが少なくなります。

(加熱時間の目安:1キューブ+水大さじ1/2のとき、電子レンジ600w1分~1分10秒ほど)

【時期別】ホワイトソースの使い方・アレンジ方法

【離乳食中期】スープやシチューに加える

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離乳食中期頃では、ホワイトソースをスープやシチューに使うのがおすすめ。とうもろこしペーストとホワイトソース、野菜だしを合わせて、やさしい甘さのシチューが作れます。

絹豆腐を入れると、ビタミンやミネラルなど大豆の栄養素も摂れます。とうもろこしの代わりにかぼちゃ、にんじんのペーストを使うアレンジもいいですね。(※3)

【離乳食後期】クリームうどんにする

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ひき肉や野菜入りのスープにホワイトソースを溶かせば、うどんに合うクリームソースが作れます。ひき肉はパサつきやすいですが、クリームソースが絡むと食べやすいです。

クリームソースはごはんにも合うので、クリームごはんにしてもいいですね。野菜はほうれん草を使うと彩りがよく、鉄の補給にもなります。(※4)
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