ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

離乳食に「ホワイトソース」を使えるのはいつから?

ホワイトソースの主な材料は、バター・小麦粉・牛乳です。これらの食材のすべてを与えても良い時期は離乳食中期ごろからなので、ホワイトソースは中期食から取り入れることができますよ

ただし、離乳食中期ごろからホワイトソースを使うには気を付けてほしい点がいくつかあるので、ご紹介していきますね。(※1,2,3)

離乳食にホワイトソースを使うときのポイント・注意点

ポイント

  1. 塩分量に注意
  2. アレルギーに注意
  3. 市販のものは赤ちゃん用を使う
  4. 油の量に注意

塩分量に注意

塩分が多いと、赤ちゃんの消化吸収の負担になります。また、味覚への影響も心配なので、ホワイトソースを与える場合には薄味を心がけましょう。

離乳食では、素材の味を生かす程度に味付けをするようにします。手作りで作る場合には、バターは食塩不使用のものを使うようにしてくださいね。(※4)

アレルギーに注意

ホワイトソースに使われる材料のバター・小麦粉・牛乳はアレルギーを起こすおそれがある食材です。それぞれを少量ずつ試してみて、アレルギー反応を起こさないことを確認してからホワイトソースを与えるようにしてください。

初めての食材は複数のものを一緒に試すと、何に反応しているのかがわからなくなってしまいます。必ずひとつずつ確認するようにしましょう。(※5,6)

市販のものは赤ちゃん用を使う

市販のホワイトソースを使う場合には、必ず赤ちゃん用を選ぶようにしましょう。大人用のものは塩分や油分が多いため、離乳食期の赤ちゃんに与えるには不向きといえます。

赤ちゃん用のホワイトソースは離乳食期に使えるように作られているので、市販のものでも安心して使えますね。(※1,3,4)

油の量に注意

ホワイトソースの材料には、バターが含まれています。油は離乳食中期ごろから少量ずつ与えても大丈夫ですが、使いすぎには注意したいです。

1食あたりの油の摂取量は、離乳食中期で1~2g、後期で2g、完了期で3gを目安にしましょう。ホワイトソースを作るときはバターを少なめに使うと良いですよ。(※1,3)
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