ライター : 相羽 舞

管理栄養士

監修者 : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、食生活アドバイザー2級、グルメライター

赤ちゃんが「きなこ」を食べられるのは生後何ヶ月から?

きなこは、生後6か月頃から少量取り入れることができます。離乳食を開始し、おかゆや野菜、果物に慣れ、白身魚や豆腐を試したあとのタイミングで与えてみるのがよいでしょう。

きなこは大豆製品なので、豆腐を食べてみて問題がないことを確認してからであれば比較的安心ですが、初めて与える際は注意し、様子をみながら進めましょう。(※1,2,3)

きなこを離乳食に使うときのポイント・注意点

ポイント

  1. 与える量は小さじ1/2杯(1g)程度を目安に
  2. 水分があるものと混ぜる
  3. 砂糖の入っていないものを使う
  4. 初めて与えるときは、病院に行ける時間に試す

与える量は小さじ1/2杯(1g)程度を目安に

きなこを取り入れられるようになる生後6か月頃は、多くは使わず風味づけ程度にしましょう。小さじ1/2杯(1g)までを目安に、赤ちゃんの様子をみながら使うようにしてくださいね。

離乳食の間は、風味やとろみをつける程度に使用しましょう。(※1,2,3)

水分があるものと混ぜる

きなこは、必ず水分のあるものと混ぜてから与えましょう。粉のままでは、気管に吸い込むおそれがあります。

特に離乳食初期は、なめらかにすりつぶしたものを飲み込むことに慣れる段階です。水分を含ませて、飲み込みやすくしてあげてくださいね。(※3,4)

砂糖の入っていないものを使う

離乳食に使用するきなこは、原材料に砂糖の入っていないものを選びましょう。砂糖入りの場合は、パッケージにも大きく表示されていることが多いので、選ぶときに確認してみてくださいね。

離乳食の初めの頃は、調味料による味付けは必要ありません。きなこと果物や甘みのある野菜などと合わせ、素材の味を感じられる組み合わせがおすすめです。(※4)

初めて与えるときは、病院に行ける時間に試す

きなこに限らず、離乳食で初めての食品を与える際は、食べて何か症状が出た場合に、病院へ行ける時間帯に試すようにしましょう。体調や機嫌がよい平日の午前中がおすすめです。初めての食品は一日に1種類までとし、通常は離乳食のスプーン1さじ分から始めます。大豆製品であるきなこはアレルギーのリスクがあるため、少量(米粒1粒大が目安)から与えるとよいでしょう。

また、すでにアレルギーと診断されている場合は、医師の指示に従って離乳食を進めるようにしてください。(※2,6,7)
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