ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

やわらかく蒸し上げる。とろとろプリンレシピ

Photo by Raico

調理時間 50
*粗熱を取る時間や冷蔵庫で冷やす時間は含みません
生クリーム入りで、口当たりがなめらかでとろとろ食感のプリンです。卵と牛乳・生クリームのミルキーでコクのある甘さと、カラメルソースのほろ苦さがたまらないひと品。ポイントを押さえれば、家庭でもお店のような仕上がりになります。

蒸し器で蒸し上げるレシピなので、オーブンがない方でも作れるのがよいところ。蒸し器は火加減や加熱時間の見極めがややむずかしいですが、オーブンで作るよりもプリンのやわらかさを楽しめますよ。

材料(約50ccのココット6個分)

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レシピのポイント・おいしく作るコツ

コツ・ポイント

  1. 卵は常温に戻しておく
  2. 牛乳と生クリームは沸騰させないように温める
  3. 卵液をこす
  4. 湯が沸騰して蒸気の立った状態の蒸し器に入れ、弱火で加熱する
  5. 容器を動かしてみて、表面全体が一体となり揺れればOK
卵を常温に戻しておき、牛乳は沸騰させないように温め、卵液をこすことでなめらかなプリンに仕上がります。

蒸し器での加熱は、少し注意が必要です。しっかり沸いた状態の蒸し器に入れて、弱火にして加熱します。高温で加熱すると、プリンにスができるので気をつけましょう。なお蒸し時間は使う容器や容量によって変わるため、表面の状態を見ながら調整してください。

作り方

1.カラメルを作る

フライパンに入ったカラメル

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鍋にグラニュー糖と水を入れて、中火にかけます。鍋をゆすりながらグラニュー糖を溶かし、全体が茶色くなったら火を止めて湯を加え、鍋をゆすってなじませます。
カラメルを入れた黄色いココット6個

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カラメルが固まる前に、等分して容器へ流し入れます。

2.プリン液を作る

鍋に入れて温めた牛乳と生クリーム

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牛乳と生クリームを鍋に入れて中火にかけ、沸騰直前になったら火を止めます。
白いボウルに入った卵黄とグラニュー糖に、温めた牛乳と生クリームを加える様子

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ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、しっかりと混ぜ合わせます。少しずつ温めた牛乳と生クリームを加えて、泡立たないよう静かに混ぜ合わせます。
プリン液をこし器でこす様子

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バニラオイルを加えて混ぜ、こし器に通してこします。
ココットに付いた泡を、ペーパーナプキンを当てて取る様子

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容器に流し入れ、表面に浮いた泡があればペーパーナプキンを付けて取り除きます。

3.蒸し器で蒸す

蒸し器に入った、黄色いココットに入ったプリン6個

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沸いた状態の蒸し器に入れて、弱火で15~20分ほど蒸します。容器を動かしてみて、表面全体がプルンと揺れればOKです。
網の上に並べた、黄色いココットに入ったプリン6個

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蒸し器から出して粗熱を取り、冷蔵庫で1時間ほど冷やしたらできあがりです。

よくある質問

質問回答
1. 生クリームを使わずに作れますか?作れます
生クリームの分量を牛乳にし、牛乳250ccで作りましょう
ややあっさりした味わいになります
2. カラメルソースなしでも作れますか?作れます
3. フライパンでも作れますか?作れます
フライパンにふきんを敷き、容器の1/3程度が浸るまで湯を沸かし、容器を入れて同様に加熱します
水が入らないよう、容器ひとつひとつにアルミホイルでふたをしましょう

オーブンよりもやわらか。とろとろプリンを作ってみよう

蒸し器で作るプリンは、やわらかい食感が魅力。ご紹介したレシピは生クリームを加えて、よりとろとろの食感でコクのある味わいです。

蒸し器での加熱は少しコツが必要ですが、ポイントを押さえれば手軽に蒸しプリンが作れますよ。生クリームやカラメルソースなしでも、フライパンで蒸してもOK。ぜひ作ってみてくださいね。

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