ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

離乳食でお好み焼きを与える目安は「生後9か月ごろ」!

離乳食でお好み焼きを与えるのは、9か月ごろからがおすすめです。生後9か月ごろから舌で食べ物を歯茎に運び、奥歯でつぶして食べるように。そのため、お好み焼きを食べられるようになりますよ。

お好み焼きは手で食べても汚れが付きにくく、手づかみ食べにも適しています。前歯で噛みちぎる練習もしやすいので、離乳食後期ごろの赤ちゃんにぴったりの料理ですよ。(※1)

離乳食のお好み焼きを与えるときのポイント・注意点

ポイント

  1. お好み焼き粉のアレルギーに注意
  2. 食べやすい大きさに切る
  3. 材料には食べやすいものを
  4. 薄味を心がける

お好み焼き粉のアレルギーに注意

お好み焼き粉には、小麦粉のほかにかつお節粉や昆布の粉末などが入っているものがほとんどです。アレルギー表示に含まれているアレルゲンが書かれています。

離乳食期の赤ちゃんは食経験が少なく、食べたことのない食材が多くあります。食べたことのない食材はアレルギーを起こさないか確認するために、少量から試したのちに与えるようにしましょう。添加物が含まれている場合もあるので、心配な場合は小麦粉や米粉を使って作るといいですよ。(※2)

食べやすい大きさに切る

お好み焼きを赤ちゃんに与える場合には、大きいままだと食べにくいので食べやすい大きさに切ってあげましょう。

9か月ごろになると、前歯が生えてきて食べ物を噛みちぎるようになります。噛みちぎりや手づかみ食べの練習のために、スティック状やひと口大に切ってあげると食べやすいですよ。(※1,3)

材料には食べやすいものを

一般的なお好み焼きは、えびやいかなどの海鮮を使うこともあります。しかし、これらは離乳食期の赤ちゃんが食べるにはまだむずかしい食材です。

お好み焼きを離乳食で与える場合には、食べやすいしらすやツナ、ひき肉などを使うようにしましょう。ほかの具材も小さく刻むと食べやすくなりますよ。(※4,5)

薄味を心がける

お好み焼きが食べられるようになる離乳食後期は、まだ薄味を心がけたい時期です。生地に薄く味付けをすれば、ソースをつける必要はありません。

ソースを使う場合は刺激が少ない赤ちゃん向けのものを使い、風味付け程度に少量つけるか生地に混ぜ込むようにするといいですよ。生地に混ぜ込むと、手づかみ食べのときに手にべたつかないのでおすすめです。(※6,7)
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