お疲れ気味な方にうれしい「グリコーゲン」

グリコーゲンとは、たくさんのブドウ糖がつながった成分のことです。グリコーゲンは食べ物から摂取する以外でも体内で合成され、筋肉や肝臓に蓄えられます。主なはたらきは筋肉のエネルギー源や血糖値の調整です。

グリコーゲンを摂り入れることで、疲労対策や集中力を高める作用があるとされます。(※8)

新陳代謝を高める「亜鉛」

馬肉には、100gあたり2.8mgの亜鉛が含まれています。亜鉛は味覚に関わる栄養素で、皮膚や粘膜の健康を助けるはたらきももっています。体の新陳代謝に関わり、生きていくうえで必要な栄養素です。

亜鉛が不足すると、細胞の生まれ変わりが活発な舌の細胞が影響を受けやすく、味覚に異常が起こります。女性でダイエットをしている人は特に不足が心配されるため、意識して摂りましょう。(※1,9)

ほかの肉と何が違う?ダイエット向きかどうかも解説

カロリー糖質たんぱく質脂質カルシウム亜鉛
馬肉102kcal0.3g20.1g2.5g11mg4.3mg2.8mg
牛もも肉117kcal0.4g21.2g4.3g4mg2.6mg4.1mg
豚もも肉119kcal0.2g22.1g3.6g4mg0.9mg2.2mg
鶏もも肉113kcal0g19.0g5.0g5mg0.6mg1.8mg
(※1,10,11,12)
※100gあたりで算出
馬肉はほかの肉類と比べて脂質が少なくカロリーが低めです。ダイエット中にカロリーや脂質を控えている場合、効率よくたんぱく質を摂取できます。また、カルシウムや鉄の量が多く、亜鉛は牛もも肉より少ないですが豚もも肉や鶏もも肉より多いのが特徴です。(※1,10,11,12)

馬肉の栄養をおいしく摂り入れる方法は?

生食

馬肉は馬刺しとして生食されることが多い食品です。おもに赤身やたてがみを刺身にします。少し臭みがあるため、しょうがやにんにくなどの薬味を添えるのがおすすめです。カルパッチョのように味つけする食べ方もよく合います。生食用の新鮮な肉を選ぶように十分注意しましょう。

加熱

馬肉は肉質が牛肉よりも固めなこともあり、火を通し過ぎない調理法にしましょう。有名なサクラ鍋は合わせみそによって馬肉の臭みを感じにくいと言われます。サーロインや肩バラなど、適度にさしの入った部位はステーキにしたり、あぶったりして食べるのもおすすめです。

【Q&A】馬肉は筋肉をつけたい人におすすめ?

A:馬肉は、筋肉をつけたい人におすすめの食材といえます。

馬肉には、筋肉の構成成分であるたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質の摂取量を増やすことで、筋肉量の増加が期待できますよ。また、たんぱく質の摂取に加えて筋トレをすることもおすすめです。たんぱく質の摂取と筋トレを組み合わせることで、効率よく筋肉をつけることができますよ。(※2,13)
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