ライター : とも

子育てフードライター

五香粉とはどんなスパイス?

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五香粉は「ウーシャンフェン」や「ごこうふん」と呼ばれるミックススパイスです。中国全土をはじめ、インドシナ地域でも用いられていますよ。スパイス独特の香りが特徴で、肉や魚の下味や炒め物・揚げ物の味付けなどに使われることが多いです。

使用されている主なスパイス

五香粉に主に使用されているのは、八角(スターアニス)・山椒・花椒(ホアジャオ)・シナモン・クローブなどのスパイスです。

ほかにも、フェンネルシードやみかんの皮を乾燥させた陳皮(ちんぴ)などが使われることもありますよ。

本場では組み合わせがいろいろ

五香粉の使用されるスパイスは種類や数に決まりがなく、地域によって異なります。たとえば、中国南部地域では八角を多く使用するのが特徴。ほかの地域や国ではフェンネルシードを用いるのが一般的です。

また、辛味のあるスパイスとして多く使用されている花椒の代わりに、こしょうを使う地域もあります。

味わいや香り

八角やシナモンの甘く刺激的な香りが特徴。少量でもぐっと本格中華の味に近づけることができますよ。味は組み合わせるスパイスによって違いがあるものの、漢方薬のようなほのかな苦みや七味唐辛子のような複雑な辛味があります。香り・味ともに強いため、少量でも料理をぐっと本格的な味わいに格上げしてくれるスパイスです。

五香粉を使う代表的な料理

Photo by macaroni

五香粉を使う料理の代表といえば、台湾グルメのルーローハン(魯肉飯)です。八角やシナモンの香りが際立つ人気料理のひとつですよね。また、麻婆豆腐の味付けや唐揚げの下味に使うのもおすすめです。塩とブレンドして天ぷらやフライに添えてもおいしいですよ。

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