ごぼうの食べ過ぎの目安

一日1本(150g)くらいが適量

厚生労働省が示す健康増進運動のひとつである「健康日本21」によると、緑黄色野菜120gとその他の野菜230gの合計350gを一日の目標量としています。

その他の野菜に分類されるごぼうは、ほかの野菜を食べることも考慮すると一日1本(150g)程度がおすすめです。(※7,8,9,10)

食べ過ぎたときの対処法は?

ごぼうの食べ過ぎによって下痢になった場合は、まずは腸を安静にすることが大切。お腹をあたため、消化の良い食事を摂るようにしましょう。また、下痢の際は水分や電解質も失われます。そのため、経口補水液のような体に吸収されやすい飲み物の摂取も重要です。(※11)

【Q&A】ごぼうの食べ過ぎで太ることはある?

A:ごぼうは100gあたり58kcal・糖質量は9.7gで、適量であれば太ることはありません。

ただし、糖質量が1.7gのレタスや0.3gのほうれん草に比べると糖質量はやや高め。あまりに過剰摂取すると太るおそれもあるため、注意しましょう。(※12,13,14)

【Q&A】ごぼうは毎日食べても平気?

A:適量であれば毎日食べても問題ありません。

ごぼうに豊富な食物繊維は、便通を促進し腸内環境を整えるメリットがあります。ほかにも血糖値の急上昇を抑える作用もあるので、毎日積極的に食べたい食材のひとつと言えますよ。(※2)

【Q&A】子供の場合、適量はどれくらい?

A:子供なら50~100g程度が目安です。ただし、一日あたりの野菜摂取量の目標量は年齢によって変化します。

・3~5歳……緑黄色野菜80g・その他の野菜160g
・6~7歳……緑黄色野菜90g・その他の野菜180g
・8~9歳……緑黄色野菜100g・その他の野菜200g

その他の野菜であるごぼうは、ほかの野菜と組み合わせることを考慮して50~100gほどがおすすめ。ごぼうばかりを食べるのではなく、いろいろな野菜を組み合わせて取り入れるようにしましょう。(※15)

ごぼうを食べるときのポイント

ポイント

  1. よく噛んで食べる
  2. 適量を食べる
食物繊維が豊富なごぼうは、歯ごたえが特徴的ですよね。そのため、自然とよく嚙んで食べることができます。しっかり嚙むことで、満腹感が得られ食べ過ぎ対策に役立ちます。また、歯並びを良くする作用も期待できますよ。たくさんのメリットがあるごぼうですが、食べ過ぎると腹痛や下痢などを引き起こすおそれも。適量を守ることも重要なポイントです。(※2)
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