
ライター : 相羽 舞
管理栄養士
大学卒業後、保育園にて勤務し離乳食と幼児食の献立作成や調理を経験。現在は4歳と2歳の兄弟を大騒ぎで子育て中です。専門的な内容でもわかりやすい記事を目指して執筆しています。
ごぼうの栄養や効果効能について
食物繊維
ごぼうに豊富なイメージのある食物繊維。ごぼう100gあたり、5.7g含まれています。
食物繊維には、水に溶けやすい水溶性のものと、溶けにくい不溶性のものがあります。水溶性食物繊維は体内で水に溶けてゼリー状になり、小腸での栄養素の吸収を緩やかにします。不溶性食物繊維は、便のかさを増やして大腸を刺激し、スムーズな排便を促します。ごぼうにはどちらの食物繊維も豊富に含まれていますよ。(※1,2)
食物繊維には、水に溶けやすい水溶性のものと、溶けにくい不溶性のものがあります。水溶性食物繊維は体内で水に溶けてゼリー状になり、小腸での栄養素の吸収を緩やかにします。不溶性食物繊維は、便のかさを増やして大腸を刺激し、スムーズな排便を促します。ごぼうにはどちらの食物繊維も豊富に含まれていますよ。(※1,2)
イヌリン
イヌリンは、ごぼうや玉ねぎなどに含まれる水溶性食物繊維の一種。腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やすことで腸内環境を整えるはたらきがあります。そのほか、食後の血糖値の上昇を抑える作用や、中性脂肪の吸収を抑えて血中の脂肪を低減する作用もありますよ。(※3)
リグニン
リグニンは不溶性食物繊維の一種で、ごぼうに多く含まれている成分。水分を吸収して腸を刺激し、ぜん動運動を促します。また、コレステロールの材料である胆汁酸を吸着して排出するはたらきがあるため、コレステロールの減少につながります。(※4)
カリウム
ミネラルの一種であるカリウムは、ごぼう100gあたりに320mg含まれています。
カリウムは細胞内液に存在し、浸透圧を維持しているほか、神経の伝達や酵素反応の調節などにもかかわっています。ナトリウムの排出を促す作用があるため、塩分(ナトリウム)の摂取量が気になるときはカリウムを含む野菜や果物を積極的に摂りましょう。(※1,5)
カリウムは細胞内液に存在し、浸透圧を維持しているほか、神経の伝達や酵素反応の調節などにもかかわっています。ナトリウムの排出を促す作用があるため、塩分(ナトリウム)の摂取量が気になるときはカリウムを含む野菜や果物を積極的に摂りましょう。(※1,5)
カルシウム
骨や歯の成分となるカルシウム。ごぼうには100gあたり46mg含まれています。
植物性食品に含まれるカルシウムは吸収率があまり高くないので、魚やきのこに含まれるビタミンDや、柑橘類や梅のクエン酸といった、吸収を促進させる栄養素と一緒に摂るのがおすすめです。慢性的な不足状態が続くと、丈夫な骨が作られなくなるおそれがあるため、日常的な摂取を心がけましょう。(※1,6)
植物性食品に含まれるカルシウムは吸収率があまり高くないので、魚やきのこに含まれるビタミンDや、柑橘類や梅のクエン酸といった、吸収を促進させる栄養素と一緒に摂るのがおすすめです。慢性的な不足状態が続くと、丈夫な骨が作られなくなるおそれがあるため、日常的な摂取を心がけましょう。(※1,6)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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