1位 ナマコ(36票)

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ナマコは、ヒトデやウニと同じ棘皮(きょくひ)動物。体長は約20~30cm、太さは約5~6cmほどで、ぶよぶよヌルヌルとしているのが特徴です。

夜になるとネズミのように這い回ることや、ネズミの後姿に似ているから、漢字では「海鼠」と書きます。見た目のインパクトがあまりに強いため、そのままではまず食欲をそそられないことでしょう。

しかしそんなルックスとは裏腹に、繊細で味わい深さ満点。コリコリと歯触りが良く、噛むほどにしみじみとしたおいしさを楽しめますよ。
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6位~10位のランキング結果

ここからは6位から10位に選ばれた「最初に食べた人はすごい」と思うものを、続けて紹介していきます。

6位 イナゴ(20票)

イナゴは、イナゴ科イナゴ属に分類される昆虫の総称。稲の害虫として知られる一方で、海産物が少ない山間地では、昔から貴重なタンパク源として食用にされてきました。

現在でも南信地方の伊那谷(いなだに)には、イナゴを食べる習慣が残っています。熱湯をかけてから流水でよく洗い、甘露煮や佃煮にするのが一般的です。

サクサクカリカリとしており、海老に似た香ばしさが持ち味。とはいえイナゴそのままの形なので、最初に食べた人は勇気がありますよね。

7位 ドリアン(19票)

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トゲトゲとしたルックスと、強烈なニオイが特徴のドリアン。マレー半島が原産のフルーツで、南アジア地域では有史以前から食されていたと言われています。

いかつい見た目とは裏腹に、とろりと甘くてクリーミー。ねっとりとした口当たりで、カスタードクリームのような食べ心地です。

男性的な外観から「果物の王様」と呼ばれるほか、一度食べたらクセになることから「悪魔の果物」との異名も。ちなみにニオイがかなりきついため、海外にはドリアン持ち込み禁止のホテルがたくさんありますよ。

8位 納豆(18票)

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納豆の起源は諸説あり、はっきりとしたことは分かっておりません。しかし文献に納豆が初めて登場したのは、11世紀半ばに藤原明衡(ふじわらのあきひら)が書いた「新猿楽記(しんさるがくき)」というのが定説です。

納豆はニオイが独特でネバネバとしており、かなりインパクトの強い食品。いまでは世にすっかり定着していますが、最初に食べた人はかなり勇気がいったのではないでしょうか。

ちなみに納豆には、からだに嬉しい効能がたくさん。クセがあるにも関わらず多くの人に愛されているのは、栄養価の高さも理由のひとつかもしれませんね。
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9位 くさや(15票)

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くさやは、ムロアジやシイラ、トビウオなどの魚を開いてくさや液に漬け込み、天日干しにしたもの。「くさや」という魚がいるわけではありません。

強烈なニオイが特徴で、そのレベルは「食べて大丈夫?」と思うほど。なんと「世界で5番目に臭い」とも言われています。

ニオイがきついのに昔から食べ継がれているのは、やはりおいしいからと言えるでしょう。旨みがギュッと凝縮しており、日本酒や焼酎と相性抜群ですよ。
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