ライター : Uli

パンシェルジュ / フードコーディネーター

タイ生まれの調味料「ナンプラー」とは

ナンプラーはタイ料理に欠かせない魚醤のことで、日本では輸入食品店やスーパーのエスニック食品売り場で見つけることができます。魚特有の風味と深いコクがあり、濃いめの塩気が特徴です。主にかたくちいわしを原料とし、1年以上塩漬けのまま熟成発酵させて作られます。

ナンプラーのような魚醤は、中国やベトナム、インドネシアなど幅広い地域で作られていて、国によって名称や味の特徴が微妙に異なります。

しょうゆとの違いは?ナンプラーの主な使い方

ナンプラーはエスニック料理に欠かせない調味料です。ガパオライスやフォー、ヤムウンセンなどの味付けとしてはもちろん、生春巻きや蒸し鶏のつけだれとしても活躍してくれます。しょうゆとは異なる濃い塩気やクセのある風味を活かせば、ご家庭で本格的な雰囲気のエスニック料理が作れますよ。

自家製ナンプラー風調味料の作り方

Photo by Uli

調理時間:3分

本来は1年以上かけて作るナンプラーですが、アンチョビを使用してナンプラーの風味を再現するレシピをご紹介します。普段お使いのしょうゆとアンチョビがあれば作れるので、ナンプラーがすぐほしいときに役立ちますよ。

材料

Photo by Uli

・しょうゆ……大さじ1杯
・アンチョビ(フィレもしくはペースト)……10g

作り方

1. アンチョビを細かく刻む(※アンチョビペーストを使用する場合は省略)
2. しょうゆとよく混ぜて完成

身近な調味料を組み合わせてナンプラーを代用する方法も

しょうゆ+いかの塩辛の汁

しょうゆ大さじ1杯に、いかの塩辛の汁を小さじ1/2~1杯加えます。いかの塩辛特有のクセが、ナンプラーに近い風味を再現してくれますよ。いかの塩辛の濃厚な旨味は、炒め物や和え物の隠し味として活躍してくれそうですね。卵かけごはんにかけるのもおすすめです。
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