おうちで手軽に。からすみの簡単レシピ4選

1. 濃厚!からすみ大根

からすみとスライス大根を組み合わせるおつまみ。みずみずしい大根と塩気のあるからすみがよく合いますよ。白とべっこう色のコントラストがきれいで、おもてなしのひと品にもうってつけです。からすみはスライスしてから炙っても、炙ってからスライスしてもOKですよ。

2. 残りご飯で。からすみのリゾット

やさしい風味のミルクリゾットに、からすみの旨みがアクセントとしてききます。残りご飯を使うので、生米で作るよりも手軽なのがポイントです。ご飯が焦げないように、弱火で加熱したら仕上げにからすみをトッピング。ワインのシメにいかがでしょうか?

3. 定番の味。からすみのペペロンチーノ

からすみをパスタにプラスするとリッチな味わいに大変身。からすみの風味を活かすために、シンプルなペペロンチーノでいただきましょう。レシピではからすみをすりおろして使いますが、パウダーでもOK。菜の花の代わりにほうれん草や小松菜などの青菜でアレンジしても合いますよ。

4. パウダーをひと振り。あおさとからすみのクリームパスタ

磯の香りとからすみの塩味が好相性のクリームパスタはいかがでしょうか?生クリームや昆布茶にからすみパウダーを混ぜることで、濃厚な味わいに仕上がります。ソースを準備しておけば、あとは混ぜるだけでOKの手軽さも魅力ですね。

からすみの歴史

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からすみが最初に作られたのは、紀元前古代ギリシャやエジプトなど地中海沿岸部という説があります。生の食品を保存する方法のひとつとして、塩漬けや天日干しが考案されたのが始まり。その後、現在のイタリアやフランス、スペインやトルコなどに広がりました。

からすみが日本に伝来したのは安土桃山時代頃。中国から長崎県に伝来したのが最初で、当時はさわらの卵巣で作られていたといわれています。

江戸時代に入ると、日本国内でもからすみが作られるようになりました。当初は、中国から伝来した原料に則っていましたが、長崎県の野母崎地方でボラが多く獲れたことから、その卵巣で作ることに。しだいに長崎県の名産品として日本中に知られるようになりました。

名前の由来

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からすみの名前は、中国の墨「唐墨(からすみ)」に形が似ていたことが由来といわれています。冷蔵技術がなかった時代はからすみを常温保存していたため、時間が経つと黒くなり、色も墨に似ていたことも理由のひとつ。

ほかにも、豊臣秀吉にからすみを献上した代官が、「この食べ物の名は?」と尋ねられた際、とっさに「唐墨です」と答えたのが由来という説も。
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