ライター : macaroniリサーチ

そうめんの地域別食べ方ランキング!みんなが一番気になるのは?

夏に欠かせない麺料理といえばそうめんですが、地域ごとにさまざまな食べ方があるのをご存じですか?

味噌汁に入れたり酢みそをかけたり、はたまた麺自体にきゅうりやかぼすを練り込んだり……。個性的でおいしそうな食べ方がたくさんあるなかで、みんなが一番気になるのはどれなのでしょう?人気調査をすべく、macaroni 読者に投票型のアンケートを実施し、ランキングを作成しました。

本記事ではTOP10の結果を発表しつつ、それぞれの詳細をお届けします。「そうめんの食べ方を工夫したい!」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

調査概要

対象:macaroni 読者
調査期間:2022年7月7日〜2022年7月13日
調査方法:macaroni ランキングで募集
https://ranking.macaro-ni.jp/
回答数:356票

5位 冷やし中華風そうめん(33票)

Photo by ちょりママ

関西地方では、そうめんの上にカニカマ、ハム、きゅうり、トマト、錦糸卵などをのせ、冷やし中華風にして食べることがあります。若い世代よりも、比較的年齢層の高い人たちの間でこのようなスタイルが定着しているようです。

具だくさんなそうめんは、見た目が豪華でボリューミー。関西人は派手なことや楽しいことを好む傾向があると言われているため、こうした食べ方が生まれたのかもしれませんね。

4位 そうめん流し(34票)

Photo by macaroni

「そうめん流し」とは、水が流れるドーナツ型の器械で、そうめんを回転させて食べることを指します。竹樋でそうめんを流す「流しそうめん」とは別物です。

そうめん流しは、鹿児島県指宿市(いぶすきし)唐船峡(とうせんきょう)の観光アピールとして、昭和37年に誕生しました。現在では毎年多くの観光客が、そうめん流しを食べるためにこの土地を訪れています。

macaroni のアンケートには、「流しそうめん器あります!流れていくそうめんを取って食べるのおいしいですよね」「そうめんが回ると底なしに食べられちゃうから不思議。川魚とセットで食べていた記憶がある」のようなコメントが寄せられていました。

3位 鯖そうめん(35票)

Photo by macaroni

鯖そうめんは、滋賀県長浜市に伝わるご当地グルメ。焼いた鯖をしょうゆベースの甘辛いだしで煮て、その煮汁にそうめんをくぐらせ、鯖をトッピングした料理です。汁がなく味付けは濃いめで、主食というよりはおかずという位置付け。よって、ごはんと一緒に食べるのが主流ですよ。

海のない滋賀県でなぜ鯖が用いられるようになったのか、疑問に感じる人もいることでしょう。その理由は、かつて日本海から京都を結ぶ魚介の輸送ルートに滋賀県が含まれており、鯖が手に入りやすかったからと考えられています。

2位 なすそうめん(38票)

Photo by macaroni

石川県や富山県をはじめとする北陸地方、また香川県や奈良県には、なすとそうめんを一緒に煮て食べる「なすそうめん」という郷土料理があります。作り方は地域により多少異なりますが、にぼしやかつおぶしでだしを取り、味噌もしくはしょうゆに砂糖を加えて味付けをするのが基本です。

なすそうめんが普及しているこれら地域の共通点は、そうめんの産地として有名であるということ。そうめんのおいしさを活かすアイデア料理として、このような食べ方が生まれたのではないかと言われています。

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