鯛一尾がまるごと!? 郷土料理「鯛そうめん」の豪快なおいしさを味わおう

瀬戸内海沿岸地域を中心として、多くの方に親しまれている「鯛そうめん」。そうめんの上に鯛が盛り付けられていることから、縁起物として有名です。そんな縁起物で知られる「鯛そうめん」の、特徴や歴史、レシピをご紹介していきます。

2016年10月6日 更新

鯛そうめんとは?

鯛そうめんとは、一尾の鯛を姿煮にして、大皿に盛りつけた茹でたそうめんの上にのせているお料理です。鯛を煮た、煮汁をつけたり、かけたりして食べます。

瀬戸内海沿岸地域の中でも、岡山県や愛媛県、広島県で多く食べられているそうです。また、大分県でも同様のお料理がありますが、こちらの場合はうどんが使われています。

見た目の華やかさと、鯛を「めでたい」にかけて、結婚式やお子さんのお節句などに、よく振る舞われているそうです。

瀬戸内海の郷土料理「鯛そうめん」

鯛そうめんは、「鯛麺」とも呼ばれ、愛媛県の松山や淡路島、広島あたりの、郷土料理です。瀬戸内海の海沿岸地域では、同様のものが食べられており、岡山県や長崎県、大分県などにも広まっています。

また江戸時代の「鯛百珍」というものに、鯛麺の作り方が記されており、古くから愛されていたようです。

鯛そうめんの特徴

鯛そうめんのレシピ特徴はなんといっても、そうめんの上にのっている丸ごと甘辛く煮込んだ鯛!
材料は、鯛一尾とそうめんで、錦糸卵やシイタケ、ネギやショウガを添えているものもあります。松山では、五色そうめんが使われており、色鮮やかなそうめんと大きな鯛が、おめでたい雰囲気にピッタリです。

そうめんを食べるときのつゆやたれには、鯛を煮こんでいた甘辛い煮汁を使用するので、ひと口食べれば口のなかいっぱいに鯛の旨味が広がります。鯛だけで十分めでたい食べ物ですが、より鯛の旨味とシンプルなそうめんが、しっかりとマッチし、贅沢な味わいと見た目の華やかさが、結婚式やお祝いごとに喜ばれるようです。

鯛そうめんのレシピ

鯛は鱗、えら、内臓を取り、大きな平鍋に藁を敷いて煮崩れしないようにして煮ていきます。鯛の大きさは大きめの物が好まれ、通常約3.75キログラム程の大きな物を用いるのです。煮汁は、お醤油が4のお水が6の割合で作り、酒、みりん、砂糖で味を調え、鯛が被る位の量に調整します。全体に煮汁を掛け回しながら炊きあげてください。

素麺は茹でて、大皿にキレイな白波のように盛りつけていきましょう。素麺の色が悪くなりやすいので、少量のたれを掛けて鯛をのせます。

これだけでは、素麺の味が薄く感じるため、煮汁は別の器に添えて出してください。素麺と鯛の身を少しずつ取り分け、一緒にいただきましょう。揚げた鯛をのせているところや、そうめんではなくうどんを使っているところなど、地域によって多少の違いはありますが、共通するのは大きな鯛と麺を使っているところです。

大きくて派手な見た目が、作り方も難しいのではと思わせてしまうかもしれませんが、意外と簡単に作ることができます。お祝いごとなどがあったときに、ぜひ作ってみてくださいね。
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