ライター : Uli

webライター

鯛の保存方法をプロが徹底解説

鯛を購入したらすぐ調理して食べるのがベストですが、どうしても時間がない場合や丸ごと1尾購入した場合は、適切な保存方法を知っておくと役立ちますよ。

「丸ごと」「切り身」「刺身」の状態で冷蔵する方法と、「切り身」「刺身」「下味つき」で冷凍する方法をご紹介するので、使いたい料理や食べるタイミングに合わせて適切な保存方法を選びましょう。

【1尾丸ごと】鯛の冷蔵保存方法(保存期間1~2日)

鯛をさばく時間がない場合は丸ごとの状態で保存できます。エラと内臓を丁寧に取り除き、余裕があればヒレやうろこを取りましょう。内臓部分を開いて流水で血合いをよく洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭きます。

食品用除菌剤があれば鯛全体に吹きかけておくのがおすすめ。キッチンペーパーを内臓部分に詰め、表面を別のキッチンペーパーで覆うように巻き、ラップで包んで冷蔵します。キッチンペーパーは一日1回替えてください。保存期間は1~2日が目安ですが、魚の鮮度によって異なるため状態をよく見きわめてください。

おいしく保存するコツ

  1. 内臓、エラ、血合いを取る
  2. 内臓部分にキッチンペーパーを詰める
  3. キッチンペーパーは一日1回替える

【切り身】鯛の冷蔵保存方法(保存期間2~3日)

切り分けてすぐに刺身にできる柵や、焼いたり煮たりできる切り身は、消費期限内であれば冷蔵で2~3日保存できます。全体の水分を拭き、キッチンペーパーを巻いてからラップでぴったり包んで保存しましょう。

複数個ある場合は、必ずひと切れずつキッチンペーパーで包んでください。キッチンペーパーは一日1回替えます。塩を全体にまぶして冷蔵庫で30分ほど置き、出てきた水分を拭いてから同様の方法で保存する「塩締め」もおすすめです。

おいしく保存するコツ

  1. キッチンペーパーで水気を拭く
  2. ひと切れずつキッチンペーパーとラップで包む
  3. キッチンペーパーは一日1回替える

【刺身】鯛の冷蔵保存方法(保存期間1日)

鯛の刺身は空気に触れる面積が多く傷みやすいため、当日中に食べるのが基本です。表面の水分を拭き、キッチンペーパーで刺身を挟んでラップで包みます。刺身が重ならないように並べるのがポイントです。

おいしく保存するコツ

  1. キッチンペーパーで水気を拭く
  2. 重ならないようにキッチンペーパーで挟む
  3. 当日中に食べる

鯛の冷凍保存方法(保存期間1~3週間)

すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめです。生の鯛と比べて食感や味はやや劣りますが、冷凍中は雑菌が繁殖しないため安全に食べられますよ。

切り身、刺身、下味冷凍、どの場合でもできれば金属トレーにのせて冷凍室に入れましょう。冷凍中はなるべく冷凍室を開けず、急速冷凍できる環境を用意するのもポイントです。

切り身

血合いや汚れをしっかり洗い流し、キッチンペーパーで念入りに水分を拭きます。ひと切れずつラップでぴったり包み、フリーザーバッグに入れて空気を抜いた状態で冷凍しましょう。保存期間の目安は2週間です。使う際は冷蔵室に移し、半日ほど置いてゆっくり解凍します。

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