ライター : ヤマモトマコ

製菓衛生士・現役パティシエール

ジャムを長期保存させる方法は?

旬のフルーツでたくさん手作りしたジャムや、大きな瓶で購入したときなど、できるならおいしさを長くキープしたいですよね。そんなときは冷凍で保存がおすすめ。冷凍すれば、おいしさをキープできるだけでなく、長期保存も可能なんです。

手作りや市販のジャムの冷凍保存方法

Photo by ヤマモトマコ

ジャムを冷凍する際は、食パン1枚に塗る用やヨーグルトに入れる用など、使いやすい量をラップに包んで小分けにしましょう。小分けにしたジャムを保存袋に入れると、なお良しです。

瓶のまま保存するのは絶対にNG!液体は冷凍すると体積が増えるので、ジャムが内側から瓶を割ってしまう可能性があります。特に水分の多い果実感のあるジャムは、注意してくださいね。

保存容器を使用する場合

Photo by ヤマモトマコ

できるだけ小さな保存容器を使い、解凍したら短期間で使える量のジャムを入れましょう。解凍したものを再冷凍すると、味が劣化してしまうためおすすめしません。冷凍庫に入れたプラスチック容器は、少しの衝撃でも割れやすくなっています。取り扱いには注意しましょう。

ジャムの保存期間・解凍方法

糖度が高いジャムなら、しっかり小分けにして保存袋に入れれば、6ヶ月程度は冷凍保存可能です。冷凍庫に入れた日を忘れないよう、保存袋に日付を書くようにしましょう。

ジャムは糖度が高いほどカチカチに固まらず、ねっとりとした状態です。使用する前に常温に出せば、20~30分で簡単に解凍できますよ。

手作りや市販のジャムの冷蔵保存方法

冷蔵保存の目安は2週間程度ですが、冷凍よりも劣化が進みやすいので、封を開けたらなるべく早く食べきってください。雑菌が繁殖しないように、ジャムは必ず清潔なスプーンですくったり、水分が入らないようにしたりすることが大切です。

暑い時期はふたを開けて常温に出しっぱなしにせず、使ったらすぐに冷蔵庫に戻しましょう。酸素に触れる面積と時間をなるべく少なくするのが、冷蔵でおいしさをキープするコツですよ。

開封前は常温保存でOK!

市販のジャムは、開封前であれば常温で保存が可能です。直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。保存が効くものですが、期間は瓶に記載してある賞味期限や消費期限を参照してくださいね。

編集部のおすすめ