固まらなかった場合の対処法は?

まずは、冷やす時間を長くします。一般的にゼラチン液は2~3時間で固まりますが、半日ほど冷やして固まるか様子を見ましょう。

それでも固まらない場合は、ゼリーを沸騰させないよう再度加熱し、ゼラチンを追加すると固まる場合があります。しかしゼラチンの割合が増えるため、ゼラチン特有の匂いが付いたり、再加熱することでフルーツの風味や色が悪くなったりすることも。

そのため固まらなかったときは、やわらかいジュレとして食べればOK。果物やアイスクリームなどにかけると、ソースのように食べることもできます。また冷凍庫に入れて冷やし固めると、キウイシャーベットができあがりますよ。

寒天やアガーで作る場合

寒天

基本の分量に対し、粉寒天1gで置き換えます(ふやかす水は必要ありません)。先に水と粉寒天を鍋に入れて火にかけ、沸騰して混ぜながら2分加熱。火を止めてグラニュー糖を加えて混ぜ、溶けたらレモン果汁、キウイフルーツを加えます。あとは容器に流せばOK。

酸に弱い寒天は、酸っぱい果物と一緒に煮てはいけません。寒天液を先に作り、キウイフルーツはあとから混ぜます。50~60℃で固まるので、手早く作業しましょう。歯切れのよい、ほろっとした食感に仕上がりますよ。

アガー

基本の分量に対し、アガー6gで置き換えます(ふやかす水は必要ありません)。ダマになりやすいアガーは、グラニュー糖と混ぜておき、水の入った鍋に少しずつ加えて混ぜましょう。火にかけて沸騰した状態で1分ほど混ぜながら加熱し、火を止めてからレモン果汁を加えます。

アガーは酸に弱いため、キウイフルーツと一緒に煮るのはNG。キウイフルーツは仕上げに加えるか、容器に入れておき、上からアガー液を流しましょう。30~40℃で固まるので、手早く作業してください。

キウイゼリーのおすすめアレンジ3選

1. アガーでキラキラ仕上げ。華やかキウイゼリー

アガーで固めるレモンゼリーに、キウイフルーツをトッピングするレシピです。レモンゼリーの上にフレッシュなキウイフルーツを花のように並べると、とても華やか。生のキウイフルーツをたっぷり使うと、アガーでもやわらかく仕上がります。固まらなかったときは、盛り付けで工夫してみましょう。

2. 透明なカップに入れて。キウイの2層ゼリー

パンナコッタとキウイゼリーを2層仕立てにするレシピ。パンナコッタはゼラチンで、キウイゼリーはアガーで冷やし固めます。透明な器に流すと、星型で抜いたキウイフルーツの色が出てきれいな仕上がり。甘酸っぱいキウイフルーツが、まろやかなパンナコッタとマッチします。2層の食感の違いも味わってみて。

3. インパクト抜群!キウイと豆乳のゼリー寄せ

豆乳ゼリーと白ワインゼリーの2層仕立てにする、キウイと豆乳のゼリー寄せです。豆乳ゼリーの上にキウイフルーツのスライスをのせ、白ワインゼリーを流すレシピ。上半分はしっかりと固めず、やわらかい仕上がりです。キウイフルーツは輪切りのスライスを並べると、インパクトがありますよ。

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