4. スパゲッティを加えて、絡める

Photo by 宮本信義

スパゲッティをしっかりと湯切りし、フライパンに加えます。火が強いとソースが固まりやすいので、スパゲッティを入れたらすぐに弱火にします。

5. チーズを加えて、混ぜる

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とろけるチーズを加えます。

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菜箸などで軽く混ぜ合わせます。

「均一になるまでしっかり混ぜるのではなく、チーズが溶けるようにざっくり混ぜる程度で大丈夫です」

ある程度チーズが溶けたら、塩をふって味を調えます。和知シェフは、味見をしながらふたつまみほどの塩を加えていました。チーズがとろりと溶け、糸を引くようになったら完成です。

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火を止め、先に麺を皿に盛り付け、フライパンに残った餅とソースをかけます。ちぎっておいた焼き海苔を最後にトッピングします。

「今回はフライパンの中でスパゲッティとソースを絡めましたが、皿に盛った熱々のスパゲッティにソースをかけて皿の上で混ぜてもいいですよ。チーズが溶けすぎず、よりこってりした食感になります」

餅入りパスタは、こっくり濃厚!

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チーズのコクと海苔の香りに惚れ惚れしつつ、とろ~りもっちりの餅の食感を堪能できるパスタが完成しました!たっぷり入れたバターが濃厚さに拍車をかけています。取材後すぐに自宅で再現してしまったほど、中毒性のあるレシピでした(笑)。

「餅とチーズが固まらない熱々のうちに食べてくださいね。具材がシンプルなぶん、海苔やチーズなどひとつひとつの素材にこだわり、いつも食べているものよりちょっといいものを取り入れてもいいと思います。

よりボリュームを出したいときは、ブロッコリーや玉ねぎなどの野菜を追加してもOK。加える野菜は、スパゲッティをゆでる鍋で一緒にゆでるといいでしょう」

包丁をほぼ使わず、調理工程もわかりやすいレシピです。ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。

教えてくれた人

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「マルディグラ」オーナーシェフ/和知 徹さん  1967年生まれ、兵庫県淡路島出身。高校卒業後辻調理師専門学校に入学。翌年フランス校で半年学んだのち、ブルゴーニュの1つ星レストランで半年間研修。87年「レストランひらまつ」入社。2001年に銀座に「マルディグラ」をオープンし、肉好きの聖地として知られる。レシピ本の出版のほか、メディアにも多数登場
取材協力
取材・文/小原らいむ
撮影/宮本信義

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