3. 材料を炒める

Photo by macaroni

中火で熱した中華鍋に油(用意した100gの内30g程度)を入れ、牛肉を色が変わるまで炒めたら1を入れて炒め合わせます。

「牛肉は多めの油でカリカリになるくらいまで揚げるように炒めるとよいでしょう。このタイミングで四川唐辛子粉を多めにいれることで、鮮烈な赤色に仕上がります。四川唐辛子自体はそれほど辛いものではないので、たくさんいれたからといって激辛になるわけではありません。

激辛仕様で作る際は、牛肉に火が通ったタイミングで鷹の爪などお好みの唐辛子とにんにくを入れましょう。四川唐辛子粉も多めに入れるとよいですよ」

4. 材料を煮込む

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32と鶏ガラスープ、お好みで紹興酒を加え、弱火~中火で3分煮込みます。

「ここでおおよその味が決まってくるので、味見をして味が薄いと感じたらピーシェン豆板醤で調整しましょう。豆腐に味がしみてきたら葉にんにくと残りの油を入れ、強火で一気に仕上げます」

5. 皿に盛り花椒を振りかける

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葉にんにくが少ししんなりしたら水溶き片栗粉を入れ、とろみがつくまで軽く混ぜ合わせて完成です。

「僕は振りかけるだけの片栗粉を愛用しています。水に溶かないタイプの片栗粉は、少しずつとろみ具合を見ながら量を調整してください。

お皿に盛り付けたら、お好みで挽きたての花椒を振りかけましょう。花椒は麻婆豆腐の風味を左右しますし、四川麻婆豆腐の大きな特徴のひとつなので、できれば本場同様にたっぷりかけてほしいです!」

おいしく作るためのポイントは?

「この作り方は、旨味調味料(化学調味料)を使わない作り方です。僕はなるべく添加物や余分な糖類を入れたくないというこだわりがあるので、鶏ガラは無塩スープをチョイスしていますが、無塩鶏がらスープがない場合や旨味が足りないと感じる場合は、仕上げに味の素を少々加えてもいいでしょう。

また、麻婆豆腐は熱々で食べるのが一番!でき立てがもちろん最高ですが、もし冷めてしまった場合は、食べる前にラップをして電子レンジで1.2分再加熱すると熱々で食べられますよ」

時間がないときはこれで朝マーボー

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お肉の旨味と香辛料の芳醇な香りあふれる、本格麻婆豆腐。毎日食べたくなるのも頷けます。でも、時間がなくて朝から麻婆豆腐は作れない!という方はどうすればよいでしょうか。

「おすすめは、『カップdeクッキング 麻婆豆腐の素』というカップ入りのインスタント麻婆豆腐です!豆腐と水を入れて、レンジで3分チンするだけで昔ながらの麻婆豆腐が味わえます。

カップのまま調理ができるので、洗い物や調理の手間をかけることなく簡単に作ることができるのでおすすめですよ。白飯や醤油味のカップラーメンにかけて、手軽に麻婆丼や麻婆ラーメンを作ることもできます」

ITEM

カップdeクッキング 麻婆豆腐の素

¥170〜

単品重量:50g 保存方法:常温保存可

※2021年12月24日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

年末も、そして来年も、朝マーボーで元気チャージ!

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豪快に“朝マーボー”する藤崎さん
実は辛い食べ物が苦手な筆者でしたが、藤崎さんの麻婆豆腐を食べて衝撃を受けました。確かに辛味はあるものの、それを凌駕するお肉と調味料の旨味のシャワーに箸が止まりません。白米がなかったことが、心から悔やまれました。

「やっぱり麻婆豆腐には白米がピッタリ!そういうところも、麻婆豆腐がカレーに類似しているポイントだと思うんですよね。あと、辛味を調整できるところも!」

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唐辛子こそが、辛さの原点という藤崎さん。

「数え切れないほどの激辛調味料を口にしてきた僕がたどり着いた、究極の唐辛子――それが“七海涼辛子”です僕が手掛けたオリジナルの七味で、辛さとおいしさはもちろん、口の中に涼しささえ感じさせる心地よい辛さを、ぜひ麻婆豆腐ににかけて味わってみてくださいね♪」
一度食べると、朝食のニュースタンダードになるのでは!? と思えるほどやみつきになる朝マーボー。香辛料の刺激が朝の目覚めに効くのはもちろん、ダイエット中の方も一日の始まりに食べることで罪悪感少なく食べられるというのも魅力のひとつです。

藤崎さんが紹介してくれたアレンジレシピやちょうどよい辛さなど自分好みの麻婆豆腐を見つけて、“朝マーボー”の魅力に触れてみませんか?
取材・文/鎌上織愛
撮影/植松富志男(macaroni 編集部)

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