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この記事は、三越伊勢丹が運営する、「FOODIE」の提供でお送りします。
日本人になじみの深い魚、鮭。家庭料理からコンビニのおにぎりまで、私たちの食生活とは切っても切り離せない魚ですが、実はひと口に鮭といっても、さまざまな種類があるって知っていましたか?
今回は「鮭って何種類あるの?」「鮭とサーモンの違いは?」「鮭の種類によって食べ方は違うの?」といった素朴な疑問を解決すべく、鮭の基本について鮮魚のプロに聞きました。
さらに、ホイル焼き、ムニエル、ちゃんちゃん焼き、西京焼きなど、レシピ別にどの種類の生鮭を選んだらいいかについてもご紹介します!
さらに、ホイル焼き、ムニエル、ちゃんちゃん焼き、西京焼きなど、レシピ別にどの種類の生鮭を選んだらいいかについてもご紹介します!
鮭とサーモンの違いは?焼き鮭には何を使う?魚のプロが疑問にお答えします!
鮭の基本について教えてくれるのは、伊勢丹新宿店の鮮魚コーナー<東信水産>店長の喜多川周也さん。この道約30年の鮮魚のプロフェッショナルです。鮭に関する素朴な疑問について、丁寧に教えてもらいました!
▼目次
Q1 鮭にはどんな種類がある?
Q2「秋鮭」「時鮭」…呼び名が複数あるのはなぜ?
Q3「鮭」と「サーモン」の違いは?
Q4 生鮭、塩鮭の下処理方法は? 生鮭は塩鮭で代用できる?
Q5 ホイル焼き、ムニエル、西京焼き…料理別おすすめ鮭の種類を教えて!
Q1 鮭にはどんな種類がある?
Q2「秋鮭」「時鮭」…呼び名が複数あるのはなぜ?
Q3「鮭」と「サーモン」の違いは?
Q4 生鮭、塩鮭の下処理方法は? 生鮭は塩鮭で代用できる?
Q5 ホイル焼き、ムニエル、西京焼き…料理別おすすめ鮭の種類を教えて!
Q1 生の鮭にはどんな種類がある?
A1 代表的な生鮭は6種類。日本人になじみ深いのは天然ものの「白鮭(秋鮭)」
鮭は川で生まれて海を回遊する魚。日本で流通しているのは、「白鮭(秋鮭とも)」、「銀鮭」、「紅鮭」、「アトランティックサーモン」、「キングサーモン」、「サーモントラウト」の6種類があげられます。
それぞれ産地や特徴は以下の通り。市場に出回る鮭は、「白鮭」以外のほとんどが養殖ものか海外で獲れた冷凍もの。「白鮭」はほぼ100%が日本国内で水揚げされた天然ものです。
日本で流通している、おもな生鮭の産地と特徴
白鮭(秋鮭)
【主要産地】日本、ロシア、アラスカ、カナダなど。
【特徴】日本で「鮭」というと、「白鮭」を指すのが一般的。獲れる時期によって「秋鮭」「時鮭」などと呼び名が変わり、脂のノリも異なる。市場に出回るものは、ほとんどが国内で獲れた天然もの。
銀鮭
【主要産地】チリ、日本、アラスカ、ロシア、カナダなど。
【特徴】脂のノリがよく、身がやわらかい。チリで養殖されて輸入したものが圧倒的に多く流通しているが、日本国内で養殖されたものもある。
紅鮭
【主要産地】アラスカ、ロシア、カナダ、日本など。
【特徴】身が締まっていて味が濃い。赤みが強いほどおいしいとされている。海外で獲れた天然ものの冷凍を輸入したものがメインで流通。
アトランティックサーモン
【主要産地】ノルウェー、チリ、カナダ、オーストラリア、スウェーデンなど。
【特徴】刺し身コーナーでおなじみのサーモン。脂ノリがよく、身は薄いオレンジ色をしている。海外で養殖されたものを輸入したものがメインで流通。
キングサーモン
【主要産地】アラスカ、カナダ、チリ、日本など。
【特徴】身が分厚く、脂ノリもよく、海外ではステーキにして食べられることが多い。海外で養殖され、輸入したものがメインで流通。数は少ないが、日本で獲れるキングサーモンは天然の「マスノスケ」と呼ばれ、希少品として親しまれている。
サーモントラウト
【産地】チリ、ノルウェー、デンマーク、日本など。
【特徴】鮭と鱒を品種改良したもの。アトランティックサーモンよりさっぱりしている。海外で養殖され、輸入したものがメインで流通。日本で養殖された津軽の「海峡サーモン」、長野の「信州サーモン」などもご当地サーモンとして人気がある。
【主要産地】日本、ロシア、アラスカ、カナダなど。
【特徴】日本で「鮭」というと、「白鮭」を指すのが一般的。獲れる時期によって「秋鮭」「時鮭」などと呼び名が変わり、脂のノリも異なる。市場に出回るものは、ほとんどが国内で獲れた天然もの。
銀鮭
【主要産地】チリ、日本、アラスカ、ロシア、カナダなど。
【特徴】脂のノリがよく、身がやわらかい。チリで養殖されて輸入したものが圧倒的に多く流通しているが、日本国内で養殖されたものもある。
紅鮭
【主要産地】アラスカ、ロシア、カナダ、日本など。
【特徴】身が締まっていて味が濃い。赤みが強いほどおいしいとされている。海外で獲れた天然ものの冷凍を輸入したものがメインで流通。
アトランティックサーモン
【主要産地】ノルウェー、チリ、カナダ、オーストラリア、スウェーデンなど。
【特徴】刺し身コーナーでおなじみのサーモン。脂ノリがよく、身は薄いオレンジ色をしている。海外で養殖されたものを輸入したものがメインで流通。
キングサーモン
【主要産地】アラスカ、カナダ、チリ、日本など。
【特徴】身が分厚く、脂ノリもよく、海外ではステーキにして食べられることが多い。海外で養殖され、輸入したものがメインで流通。数は少ないが、日本で獲れるキングサーモンは天然の「マスノスケ」と呼ばれ、希少品として親しまれている。
サーモントラウト
【産地】チリ、ノルウェー、デンマーク、日本など。
【特徴】鮭と鱒を品種改良したもの。アトランティックサーモンよりさっぱりしている。海外で養殖され、輸入したものがメインで流通。日本で養殖された津軽の「海峡サーモン」、長野の「信州サーモン」などもご当地サーモンとして人気がある。
実は、川魚で知られる「鱒(ます)」も、鮭の仲間です!
ちなみに、日本の川魚として知られているニジマスなどの鱒(ます)も、実はサケ科の仲間なのだそう! ただし、鮭と鱒は育つ場所が違います。川で生まれて海を回遊して大きく育つのが鮭、川で生まれて川に残って小さく育つのが鱒なのです。
Q2「秋鮭」「時鮭」…、1つの鮭で呼び名が複数あるのはなぜ?
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