【塩鮭の下処理(塩抜き)】プロの技は意外! 酒とみりんを使う方法がおすすめ

「塩鮭」は下処理なしでそのまま焼くことができますが、塩分を控えたいときは、塩抜きしましょう。
薄い塩水や水に漬けて塩抜きする方法が一般的ですが、塩分が抜けすぎてパサパサになりがち。おすすめは酒とみりんを使って塩抜きする方法。酒:みりん=2:1を混ぜた液の中に塩鮭を入れ、冷蔵庫で3時間漬けます。
塩が適度に抜けて、みりんの甘みが加わり、旨みのある味に。焼き鮭としてだけでなく、生鮭の代わりにムニエルやフライなどにしてもおいしいです。

Q5 ホイル焼き、ムニエル、ちゃんちゃん焼き、西京焼き…、料理レシピに合わせて選ぶ、鮭の種類を教えて!

A5 脂ノリ、身のやわらかさなど、鮭の特徴を活かして種類を選ぶ

鮭の種類と特徴を知った上で、料理によって使い分けると、いっそう鮭料理がおいしくなります。刺し身、焼き魚、洋食など、料理によって、鮭の種類を使い分けるポイントをおさえましょう。
いかがでしたか? 違いが分かると買い物をするときに楽しくなるし、献立を考えるときの参考にもなりますね。鮭料理のバリエーションも広がること間違いなしです!

レシピ(食べ方、料理)におすすめの鮭の種類

焼き鮭
シンプルに焼く場合は、ほどよい脂ノリで身がやわらかい「銀鮭」「紅鮭」が最適。

刺し身
生で食べるなら、脂ノリのいい「アトランティックサーモン」、「キングサーモン」を。鱒を品種改良した「トラウトサーモン」は比較的安価なのがうれしいポイント。

ホイル焼き
ホイル焼きには、脂ノリがよく、身がやわらかい「アトランティックサーモン」がぴったり。ホイルに包んで蒸し焼きにすることで、脂が野菜にも回り、鮭の身もふっくらとしておいしい。

ムニエル
小麦粉をまぶして焼くことで、旨みをギュッと閉じ込めるので、「アトランティックサーモン」や「キングサーモン」など、脂ノリのよいサーモンがおすすめ。

フライ
フライは衣で旨みを包むので、脂ノリのいい「アトランティックサーモン」「トラウトサーモン」などがおすすめ。レモンを絞って酸味を加えて食べると◎。

ちゃんちゃん焼き
鮭と野菜に味噌とバターを加えて蒸し焼きにする、北海道のご当地料理。味噌やバターのコクが加わるので、脂ノリは少ないけれど、鮭ならではの旨みがたっぷりの「秋鮭」がおすすめ。

西京焼き
甘みのある味噌床に漬け込んでから焼く西京焼きは、「秋鮭」や「銀鮭」などシンプルな味の鮭と相性抜群。焼いてから醬油だれに漬ける焼き漬けにしても。

鍋料理
寄せ鍋や石狩鍋などの鍋料理には、脂の少ない鮭がおすすめ。身にコクや旨みがある「秋鮭」を選んで。

炊き込みごはん
「秋鮭」「銀鮭」がおすすめ。生のまま加えて炊くと、鮭の脂がいいだしに。炊きあがったごはんに焼いた鮭を混ぜてもおいしい。

チャーハン
色鮮やかな「紅鮭」を焼いてほぐし、ごはんに混ぜると見た目もきれい。塩味のしっかりした「塩鮭」で作るのもおすすめ。
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