5. 漬け液をかける

Photo by keiji okazaki

にんにく、しょうがは薄切りに、赤唐辛子は半分に折り、ほかの漬け液の材料とともに鍋に入れて沸かします。沸騰したら火からおろし、4に上からゆっくりかけていきます。粗熱が取れるまで、しばらく置いておきましょう。

「粗熱が取れれば食べられますが、ひと晩くらい置くと、味がしみておいしくなりますよ」

6. 盛り付け&仕上げ

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粗熱が取れたら、くるみ、パクチーを散らし、仕上げにオリーブオイルを回しかけて完成です。

柿の甘みと、ビネガーの酸味が相性抜群!

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ひと口食べると広がるのは、柿のほどよい甘みと白ワインビネガーのほどよい酸味。この相性が抜群です。フルーツ料理の醍醐味は、調味料にはないやさしく自然な甘み。魚や野菜など素材の味を、より引き立ててくれます。

ふっくらと香ばしいさばと、たっぷりの野菜。そこにふわっと香るパクチーで、さわやかなあと味に。炒めた玉ねぎの甘み、パプリカの食感、歯ごたえがあって香ばしいくるみ、とてもバランスがいいひと皿です。

「魚料理ですが、味がしっかりしているので、どんな料理にも合うオレンジワインもおすすめですよ」と西さん。秋らしいおいしさを感じながら、ゆったりとディナーを楽しんでみてはいかがでしょう。

次週は「豚肉のグリル、赤キャベツとぶどうのマリネ添え」を紹介

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連載最終回となる次週は、「豚肉のグリル、赤キャベツとぶどうのマリネ添え」のレシピをご紹介。

シンプルにグリルした豚肉に、赤キャベツとぶどうを使ったマリネを添えるだけで、一気に豪華なおもてなし料理に!ボリュームもたっぷりで大満足できるひと品です。

フルーツを使った甘めの付け合わせと、お肉を合わせる……これぞプロの技!お肉料理の新しい味わいが楽しめるレシピは必見ですよ。
取材・文/島田みゆ
撮影/岡崎慶嗣

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取材協力

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Neki(ネキ) 本場フランスや日本の名店で経験を積んだシェフの本格的な料理とお酒を、気軽に楽しめるレストラン。2020年7月、再開発がすすむ日本橋・兜町エリアにオープン以来、話題を集める一軒。関西で使われる言葉「ねき(根際)」(~の側、近く、傍らの意)に由来する店名の通り、ふらっと立ち寄りたくなるカジュアルさ、居心地の良さが魅力

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