ライター : macaroni 編集部

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手軽なそうめんこそ、ゆで方が重要!

夏といえばそうめん。今年もお世話になっている人が多いと思いますが、正しいゆで方を知っていますか? ついつい、適当にゆでてしまっている人は内心ギクリとしているのでは……。

そうめんにもおいしくゆでる方法や正しい食べ方があるはず、ということで専門店である「そうめん そそそ」のオーナーにお話を伺いました。

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そうめん専門店「そそそ」オーナー/安藤成子さん 小豆島の手延そうめん「島の光」に出会ったことをきっかけに、そうめんの魅力に引き込まれる。2018年恵比寿に「そうめん そそそ」をオープン。現在は日比谷、渋谷と計3店舗のそうめん専門店のほか、代官山「楚々The ZEN」や日比谷「和菓子 楚々」も経営。自宅には常に4〜5種類のそうめんをストックしている
「簡単料理としても親しまれ、その調理方法はおざなりになりがちなそうめん。ですが、わたしが思うにそうめんこそ、ひとつひとつの工程に気をつけて丁寧にゆでていただきたいのです。そうすることで、お店のキャッチコピーと同様 “そうめんのその先” を感じられるはずですよ」

おいしく仕上がる!プロ流のそうめんのゆで方

鉄則その1:パッケージ記載の時間をかならず守る

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「そうめんって簡単に作れるものだから、時間や手順も自己流になりがちなのですが……。ここが落とし穴!商品ごとに微妙に秒数が違うこともあるため、そうめんをゆでるときは表示時間をかならず守ってください。

『なんだ当たり前のことじゃん』と思うかもしれませんが、一番守ってもらいたいポイント。そうめんは繊細な食べものなので、少しゆで時間が違うだけで食感が変わってしまいます」

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「鍋の水を沸騰させたら、そうめんを踊らせるようにゆでてください。最初箸で軽くほぐし混ぜるようしたら、あとはいじらなくても大丈夫です。タイマーをセットしてきっちり時間を計ることを忘れないでくださいね

鉄則その2:ゆでた麺を入念にもみ洗いする

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「ゆで終わったら、30秒〜1分くらいもみ洗いをします。ガシガシとこすり合わせるように洗ってOK!ちぎれないかと心配になるかもしれませんが、そうめんは案外コシが強いので、そこまで気にせずにいきましょう」

鉄則その3:水をしっかり切る

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「最後は水を切って仕上げに入ります。トントンとザルをゆらして切るだけではなくて、ギュッギュと手を押しつけるようにして、水分をなくしてください。

そうめんは小麦粉と油で作られているので、ゆでると麺の表面にでんぷんや油が浮き出てしまいます。ガッツリ洗って水を切ることで、ぬめりがなくなりツルッとした食べ心地になりますよ

一番おいしくない食べ方!? 氷をのせるのはNG

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皿に盛りつけたそうめんに、氷をのせて冷やしたり水に浸しておく人も少なくないと思いますが、この食べ方は正解なのでしょうか。

「できればやらないでほしいですね。個人的には一番おいしくない食べ方だと思います……。水道水で作った氷だとカルキ入りの水分が溶け出してしまうため、味が落ちてしまうのと、せっかく水を切ったのに仕上がりが水っぽくなってしまいます」

温かいそうめん(にゅうめん)の場合はどうすればいい?

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「表示のゆで時間から、30秒前に引き上げるようにします。店舗のそうめんの場合は、ゆで時間が2分なので、1分半で引き上げてよく洗ってから、お湯の入ったゆで麺機に30秒ほど戻します。戻す理由としては麺を温めるため。

ご家庭の場合は、一回お湯を捨てるのももったいないので、一旦麺を引き上げる際は早急に箸やトングでザルに移すか、パスタ用のザルつき鍋を使うといいですよ」

湿気は大敵!正しい保存方法

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「そうめんは湿気に弱いのと、原材料が小麦粉なので虫が湧きやすいんです。購入したら、密閉できる保存袋にいれてください。空気をしっかり抜くことも忘れずに、もともと付属されている乾燥剤も一緒にいれるといいですね。箱入りギフトの場合はそのまま置きっぱなしにすることもあると思いますが、なるべく同様の保存方法に移しましょう」

“片栗粉や小麦粉は冷凍庫で保存するといい” といわれることもありますが、そうめんはどうでしょうか。

「水分を吸ってだめになるおそれがあるので、冷凍庫には入れないほうがいいですね。常温の冷暗所で保存するのがベストです」

たかがそうめん、されどそうめん

「たかがそうめん、昔はわたしもそう思っていました。手軽なイメージの強い食べものですが、じつは本当に繊細。鉄則をきちんと守っていただくと仕上がりに差が生まれると思います。

またそうめんは夏の風物詩ではありますが、じつは手延そうめんだと冬に作られることが多く、そのころが一番おいしいともいえるんですよ。夏だけといわずに一年を通して楽しんでほしいです」と話す安藤さん。

そうめんをおいしくゆでるためには、なにより基本を守ることが鉄則とのこと。手間は一切かかりません、みなさんも今日から実践してみてください。

取材協力
取材・文/倉持美香(macaroni 編集部)
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