4. スープを作る

Photo by keiji okazaki

鶏むね肉を漬けていたレモン塩水200ccを取り出し、みじん切りにしたハーブ類を半分ほど、同じくみじん切りにした白ねぎ、しょうが、にんにくを加えて混ぜ合わせます。

ハーブはお好みなので、様子を見ながらお好きな量を加えてください」

5. 中華麺をゆでて盛り付ける

中華麺は表示時間よりも30秒ほど長めにゆで、しっかり氷水で冷やしましょう。麺同士がくっつかないよう、全体にごま油をかけておきます。

「ゆで時間は、冷麺の場合は長めに、温かい麺なら表示通りでOKです。最後に麺を氷水でしっかり冷やすと、コシが出ておいしいですよ」

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中華麺、下ゆでしたもやし、スライスした鶏むね肉をのせ、薄切りレモンを添えます。上からスープをかけて盛り付ければ完成です。

さっぱり爽やか、本格的な麺料理を手軽に!

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ハーブの香りあふれる鶏出汁スープが絶品。つるっとした喉ごしの冷たい麺に、刻んだハーブがよく絡みます。アクセントのパクチーが、より一層爽やかさを演出してくれます。火照った身体が一気に涼んでしまいそう!

漬け置きした鶏むね肉は、そのまま蒸し鶏料理としてもおいしくいただけます。多めに作って、連載1回目で紹介したネギダレと合わせれば、翌日のおかずが完成しますよ。

普段の料理に、スパイス&ハーブを取り入れよう

前菜からメインの食事まで、全5回にわたってスパイスやハーブを使った夏ごはんを紹介しました。

使い方がむずかしく思えるスパイスやハーブも、じつは普段の料理にちょっと加えるだけでOK。香りや風味がプラスされ、食べれば心身ともに元気になること間違いなしです。うだるような暑さも、スパイス&ハーブの力で乗り切っていきましょう。

8月の毎週金曜連載では、夏におすすめの創作和食レシピを、気鋭のシェフに教えてもらいます。お楽しみに!

取材・文/島田みゆ
撮影/岡崎慶嗣
これまでの連載はこちら▼
取材協力

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レカマヤジフ 生胡椒専門店「アパッペマヤジフ」の新業態として2020年9月にオープンしたスパイスレストラン。ランチでは「新しいカレーを作る」をコンセプトにした唯一無二のカレーを、ディナーでは世界各国のスパイスを使ったコース料理を提供しています。ユニークなネーミングは、逆から読むとフジヤマカレ(ー)

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