ライター : macaroni 編集部

小堀紀代美さんおすすめ!辛いカレーと好相性のソテー

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

料理家・小堀紀代美さんに教わる、カレーに合うスパイス料理もいよいよ最後のレシピです。ラストはインド料理でもおなじみのココナッツを使った炒め物を紹介してもらいます。

「ココナッツが入ると甘みが出て、スパイスたっぷりの辛いカレーとも相性ばっちりです。カレーに混ぜてもおいしく食べられますよ」と小堀さん。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

料理家/小堀紀代美さん 人気料理店「LIKE LIKE KITCHEN(ライクライクキッチン)」のオーナー兼料理人を務めたあと、同名の料理教室をスタート。旅の記憶や実体験をもとにしたレシピが好評で、予約の取りにくい料理教室として有名。著書に『予約のとれない料理教室ライクライクキッチン「おいしい!」の作り方』(主婦の友社)など多数
今回教わるレシピは「にんじんの炒めものココナッツ風味」。細かくスライスしたにんじんを、ココナッツファイン(ココナッツの果肉を細かく削ったもの)と一緒にソテーにしていきます。

「にんじんをメインにした料理って意外と少ないですよね。このレシピはにんじん2本をたっぷり使えるので、にんじん料理のレパートリーを増やしたい人にもおすすめです」と小堀さんが言うように、にんじんの大量消費にもよさそうなレシピです!

スパイスを入れるタイミングや風味を引き出すコツも必見ですよ。

甘みがカレーにマッチ!にんじんの炒めものココナッツ風味

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

調理時間:10分
保存期間:冷蔵で2~3日
「スパイス炒めには定番のマスタードシードとターメリックを使ったレシピです。マスタードシードは香ばしい香り、ターメリックは食欲を引き立てる色味をプラスしてくれます。

にんじんは味が染みやすいように、にんじんしりしり器を使って千切りにするのがおすすめ。持っていない人はチーズおろし器の粗い部分を使うとよいと思います。

このレシピはにんじんだけでなく、いんげんで作ってもおいしいんですよ。いんげんを細かく切ってココナッツと炒める料理がインド料理にもあります。旬に合わせて使い分けてみてもよいですよね」

材料(3〜4人分)

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

・にんじん(千切り)……2本
・玉ねぎ(みじん切り)……大さじ2杯
・ココナッツファインまたはココナッツロング……15g
・にんにく(みじん切り)……小さじ1/4杯
・塩……小さじ1/2杯
・ターメリック……小さじ1/3杯
・マスタードシード……小さじ2/3杯
・オリーブオイル……大さじ1杯

作り方

1. フライパンにオリーブオイル、マスタードシードを入れて弱火にかける。マスタードシードがはねはじめたらフタをして火を止める

2.
マスタードシードが落ち着いたら、にんにくと玉ねぎを加えて中火にし、にんにくの香りが立つまで炒める

3. ココナッツとターメリックを加えてさらに炒める

4. にんじんと塩を加えて味がなじむように炒め、味をみて塩で調える

コツ・ポイント

マスタードシードは弾けるまで炒める

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

「マスタードシードは辛味や香ばしさをプラスしたいときに使うスパイス。そのよさを引き出すには、しっかり炒めるのが大切です。

フライパンにオリーブオイルと一緒にマスタードシードを入れたら、弱火でじっくり加熱しましょう。途中でパチパチと弾けだすので、フタをして火を止めます。すべてのマスタードシードが弾け、音が止んだらOK。

フライパンのフタをあけると、マスタードシードのよい香りが漂ってきますよ」

仕上がりを調えてくれるココナッツファイン

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

「ココナッツファインは香りが出るまでしっかり炒めましょう。油をほどよく吸ってくれるので、炒め物がべちゃっとならないのがよいところ。保存状態が維持しやすく、長くおいしさを楽しめます。

ココナッツファインはやさしい甘さだけでなく、料理の仕上がりも調えてくれる優秀な食材。細切りのココナッツロングでも代用可能ですよ」

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