3. 沸騰したら、ごく弱火でゆでる

鍋の表面がぐらぐらとしてきたらごく弱火にする。
「ぼこぼこ沸かすのは、外側から熱が入りすぎてしまうのでNG。中心からじんわり、を意識してください」

4. 20分ほどたったら取り出して、そのまま冷ます

「ゆで時間は個体差によるので、竹串や金串を刺して中まで火が通っているかを確認してください。余熱で火が入るので、スーっと抵抗なく刺さるのではなく、刺さるけれど、少し力がいる程度で取り出すようにしましょう」

5. ひと晩おく

「できればゆでたじゃがいもはひと晩おくのがおすすめ。粗熱がとれたら皮付きのまま冷蔵庫で保存しましょう。ひと晩寝かせたじゃがいもは、水分が飛んで身が締まり、調理しやすくなります」
ゆでたてとひと晩おいたじゃがいもを実際に食べ比べてみると、ゆでたてのじゃがいもは、みずみずしくホクホクした食感なのに対し、ひと晩おいたものはしっとりしていて、甘みが強く感じられます。
ゆでた皮付きのじゃがいもは冷蔵庫で3日程度保存可能とのこと。一度に多めにゆでて下準備しておくと、いろいろな料理に使えて便利そうですね!

シェフが教える! 本格ジャーマンポテトのレシピ

<材料>(2人分)

・ゆでたじゃがいも(メークイン)…2個(約200g)
・厚切りベーコン(1cm幅の拍子木切り)…50g
・にんにく(半分に切って芽を除き叩く)…大1片分
・オリーブオイル…大さじ1
・パセリ(みじん切り)…大さじ1
・バター…小さじ1/2
・塩、粗挽き黒こしょう…各少々
・粒マスタード(好みで)…適量

<作り方>

1. ゆでたじゃがいもを切る

じゃがいもは皮付きのまま1cm幅の輪切りにする。
「じゃがいもを皮付きのまま調理すると、皮の香り、苦みがアクセントになり、ビールとより相性のいい仕上がりになります。逆に皮をむいてしまうと少し、物足りなく感じるかもしれません。今回はじゃがいもの表面をカリッと仕上げたいので、断面積が広く、焼きやすい輪切りにカットします」

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