夜遅くに食べない

体内時計は時計遺伝子によってコントロールされています。時計遺伝子産物の中には体内の脂肪の蓄積に関与するものがあり、午後10時から午前2時の間に増える特徴を持ちます。これが夜遅くに食べると太りやすいと言われる所以です。

夜遅い時間に、カロリーが高い菓子パンを食べるのは控えましょう。(※18)

低糖質シリーズのパンを選ぶ

低糖質のパンは血糖値が急上昇しにくく、ダイエット中におすすめです。

食事を摂ると、血糖値が上がりインスリンが分泌されます。インスリンには血中の糖を脂肪に変えて蓄積するはたらきがあります。血糖値が急激に上がると過剰なインスリンが分泌され、脂肪の蓄積を助長しますよ。(※19)

菓子パンを食べるときは一緒に飲む飲み物にも注意

菓子パンを食べるときは、飲み物を一緒に摂り入れる人も多いはず。しかし、飲み物も種類を見極めないとカロリーを多く摂りすぎてしまうおそれがあります。

・カフェオレ(カップ1杯)
エネルギー量(カロリー)……64kcal
糖質量……5.4g

・コーヒー牛乳(グラス1杯)
エネルギー量(カロリー)……112kcal
糖質量……14.4g

・オレンジジュース(100%)(グラス1杯)
エネルギー量(カロリー)……90kcal
糖質量……19.4g

・コーラ(グラス1杯)
エネルギー量(カロリー)……92kcal
糖質量……22.8g

甘い飲み物は、カロリー、糖質ともに高くなります。間食の摂取カロリーは一日で200kcalが目安。

菓子パンと一緒に摂る飲み物は、カロリーが低いブラックコーヒーやお茶、水などを選びましょう。(※14,16,20,21,22,23,24,25)

ダイエット中に菓子パンを食べるなら太りにくい工夫を!

菓子パンにはカロリー、糖質ともに高いものが多く、ダイエット中は食べ方に注意が必要です。カロリーを意識して、食べ過ぎないようにしましょう。主食として摂る場合は、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しないように、肉や魚、野菜なども一緒に食べることが大切です。

また低糖質の菓子パンもおすすめ。低糖質パンなら血糖値の急上昇を抑えるので、脂肪が蓄積されにくくなりますよ。ダイエット中に菓子パンを食べるときは、太りにくい工夫をしましょう。
参考文献
※14 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2024/05/23参照)
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