ライター : 上原 花菜

管理栄養士

生で食べられるきのこはマッシュルームだけ!

きのこと言えばどんな料理とも相性がよく、食卓には欠かせない存在ですね。また、一年中安定した価格で手に入るため、お財布にもやさしい食材のひとつです。

きのこにはいろいろな種類がありますが、生で食べられるのはマッシュルームだけ!新鮮なマッシュルームは生で食べると、特有の食感と風味が楽しめますよ。

ほかのきのこが生食できない理由

マッシュルーム以外のきのこは、新鮮なものでも生で食べることはできません。なぜほかのきのこは生食できないのでしょうか?ここでは、一般的なきのこの生食できない理由をご紹介します。

まいたけ

まいたけにはたんぱく質分解酵素が含まれているため、生で食べると口の中がイガイガしたように感じることがあります。加熱することで酵素の影響はなくなるので、しっかりと火を通して食べましょう。(※1)

えのき

えのきには「フラムトキシン」という溶血作用のあるたんぱく質が含まれています。生で食べると中毒症状を起こすおそれが。フラムトキシンは加熱によって分解されるので、きちんと加熱すれば安心して食べることができますよ。(※2)

しいたけ

しいたけを生や加熱不十分な状態で食べると、「しいたけ皮膚炎」と呼ばれるじんましんに似た皮膚の症状がでることがあります。乾燥しいたけの戻し汁を加熱せずに摂取することで発症するおそれも。しいたけを調理するときは、中までしっかり火が通っているか確認しましょう。(※3)

プロが教える!マッシュルームを生でおいしく食べるコツ

新鮮なものを選ぶ

マッシュルームを生でおいしく食べるには、新鮮であることが大切です。まずは新鮮なマッシュルームを選びましょう。カサが丸く締まってかたく閉じていれば新鮮な証拠です。表面がすべすべしているものがよいですよ。カサが開いて黒く変色したものは生食しないようにしましょう。

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