ライター : 曹 祐子

管理栄養士 フードコーディネーター 野菜ソムリエ

うま味たっぷり「鯛のあら汁」

Photo by 曹 祐子

調理時間 25
「鯛のあら」にはおいしいだしがたくさん。このレシピではうま味たっぷりの鯛、塩気のあるわかめ、香り豊かなごま油、それぞれの素材を活かしておいしく仕上げます。素朴な味わいをぜひお試しください。

材料(2人分)

Photo by 曹 祐子

このレシピのポイント

  1. 魚屋さんに並ぶ魚のあらは新鮮で扱いやすく、身の部分もたくさん付いているため、魚本来のうま味を味わえますよ。
  2. 面倒と思われがちな下処理は、塩をふって少し置き、水洗いして水分をふきとれば完了です!
  3. このレシピではごま油で焼いてから煮込むので、ごまのこうばしい香りが魚の生臭さをなくしてくれます。
  4. 塩蔵わかめの塩気を活かして作るため、味付けはほんの少しの薄口醤油のみ。どことなく懐かしい、海の香りが漂います。

作り方

1.鯛のあらを切る

まな板の上で鯛のあらを切り分けた様子

Photo by 曹 祐子

キッチンはさみと包丁を使い、鯛のあらを調理しやすい大きさに切る。

2.鯛のあらに塩をふって置く

切り分けた鯛のあらと塩

Photo by 曹 祐子

バットに切り分けた鯛のあらを並べ、塩をふって15分置く。

3.鯛のあらを洗って水分をふきとる

鯛のあらをバットに並べて水分をふきとる様子

Photo by 曹 祐子

塩をふって置いた鯛のあらを水で洗い、水分をふきとる。

4.わかめをもみ洗いして切る

まな板の上でわかめを切った様子

Photo by 曹 祐子

塩蔵わかめは水で2〜3分もみ洗いをして塩抜をし、塩分を絞って切る。 ※塩蔵わかめの塩抜きは袋の記載を目安にしてください。

5.鍋でごま油を温める

鍋でごま油を温める様子

Photo by 曹 祐子

鍋を熱し、ごま油を入れる。

6.鯛のあらを炒める

鍋で鯛のあらを炒めている様子

Photo by 曹 祐子

鯛のあらを加えて炒め、焼き色をつける。

7.水を加えて煮込む

鍋で鯛のあら汁を煮込んでいる様子

Photo by 曹 祐子

6に水を加えて煮込み、途中でアクをとりながらさらに煮込む。

8.調味料とわかめを入れて煮込む

鍋で鯛のあら汁にわかめを入れて煮込んでいる様子

Photo by 曹 祐子

沸騰して、あら汁が白濁してきたら調味料と塩抜きしたわかめを加え、5分程度煮込めば完成。

「鯛のあら」で作るおすすめアレンジレシピ3選

1. 「鯛のあら」と生姜のそぼろ

鯛のあら汁のあとのお楽しみ!あら汁のあらを集めて炊くそぼろです。炊きたてご飯やお弁当、お茶漬け、おにぎりの具としても楽しめるひと品ですよ。

2. 「鯛のあら」と筍のリゾット

鯛のあら汁と筍、白味噌、木の芽と和風な味をベースに、パルミジャーノチーズやココナッツオイルを加えるリゾットのレシピ。バラエティ豊かな味と香りが楽しめます。 濃厚な鯛のうま味があるからこそのおいしさです。

3. 「鯛のあら」と鰹だしの雑炊

香ばしく焼き色をつけた鯛で煮出したあら汁と、鰹節のだし汁で丁寧に作る雑炊。素材の優しい味わいを楽しめる、一度食べたら忘れられないひと品です。三つ葉をトッピングすることで、爽やかさがプラスされます。

編集部のおすすめ