ライター : とも

子育てフードライター

オイルサーディンとは?

オイルサーディンとは、小イワシの頭と内臓を取り除いてからオイルや香辛料に漬けたものです。生のイワシをオイルに漬けるアンチョビと異なり、オイルで煮るのが特徴。主に缶詰や瓶詰で販売されています。地中海料理をはじめ、フレンチやイタリアンでも多く使われていて、世界的にメジャーな缶詰のひとつです。

塩分が強くないため、そのまま食べたりサラダやパスタに使ったりとアレンジしやすい点も魅力ですよ。

原産国によるイワシの特徴

オイルサーディンは、日本をはじめ海外でも多く製造されています。日本では、主にマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類が使われていますが、海外ではほかの種類を使ったオイルサーディンも作られているんです。

たとえば、とても小さくやわらかい身のイワシを使っていたり、大きく食べ応えのあるイワシを使っていたりと原産国によって違いがあります。食べ比べて好きなものを探してみてはいかがでしょうか?

オイルサーディン缶詰に使われる主なオイル

イタリアンに合わせるなら「オリーブオイル」

パスタやバゲットなど、イタリアンに合わせるならオリーブオイルを使ったオイルサーディンがおすすめです。主にオイルサーディンに使われるのは、精製したオリーブオイルに、バージンオリーブオイルをブレンドしたもの。風味がマイルドで、オリーブオイル独特の香りが得意ではない方も食べやすいのが特徴です。

クセがない「大豆油(だいずゆ)」

大豆から抽出する大豆油(だいずゆ)は、サラダオイルやマヨネーズ、ドレッシングなどに使われるポピュラーなオイル。海外製のオイルサーディンで多く使われています。クセがなく、イワシ本来の味がしっかり感じられるのが特徴。

なお、海外製のオイルサーディンは、遺伝子組み換え大豆が使用されている場合があるため、気になる方は表示を確認すると良いでしょう。

高級缶詰に使われる「綿実油(めんじつゆ)」

綿実油(めんじつゆ)は、綿(わた)の種子から抽出したオイルです。雑味が少なく上品で、風味が良いのが特徴。ほかのオイルにくらべて高価なため、高級オイルサーディンに使われることが多いです。ちょっとリッチにオイルサーディンを食べたいときや、ギフト用のオイルサーディンにおすすめですよ。
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