チアシードを摂取する際の注意点

注意点

  1. 乾燥したまま食べない
  2. 食べ過ぎない

乾燥したまま食べない

チアシードは水分を吸収して膨らむ性質があります。そのため、乾燥したチアシードを大量に食べると体内の水分を吸収することで便秘を引き起こすおそれがあるため、注意しましょう。

生で食べられないわけではありませんが、水につけてから食べるのが望ましいですね。(※19)

食べ過ぎない

チアシードは脂質が多く意外と高カロリーな食品なので、食べ過ぎないように注意しましょう。乾燥チアシード大さじ4杯(36g)とおにぎり1個分のごはん(100g)はほぼ同じ位のカロリーです。乾燥チアシード大さじ1杯(9g)を1日分の目安とするとよいでしょう。

また、食物繊維が豊富なことから、お腹がゆるくなる可能性もあるため要注意。適切な量を摂るようにしましょう。(※6,20,21,22)

【Q&A】チアシードにダイエット効果はある?

A:食事の前に適量のチアシードを摂るとグルコマンナンが胃の中で膨らみ、満腹感が得られやすくなるため食べ過ぎ対策に役立ちます。

また、チアシードに含まれる水溶性食物繊維には、食後の血糖値の上昇を抑える作用があります。食後に血糖値が上昇すると、インスリンというホルモンが血糖値を下げる際に血中の糖分を脂肪として溜めこむよう作用します。

チアシードを食前に食べて血糖値の上昇をゆるやかにすることで、インスリンの過剰な分泌を抑えられますよ。(※7,22,23)

【Q&A】チアシードの効果が表れるまでの期間は?

A:アメリカで肥満者に対しておこなわれたグルコマンナンの研究で、摂取を始めて8週間後に体重の減少がみられたとの報告があります。

ただし、健康的なダイエットのためには特定の食品だけを食べるのではなく、主食・主菜・副菜のそろったバランスのよい食事をとったうえで、お菓子やアルコールなどの嗜好品の摂取量を見直すことが大切です。さらに運動も取り入れて消費カロリーと摂取カロリーのバランスを無理のない範囲で調整しましょう。(※24,25,26)

【Q&A】チアシードに副作用やデメリットはある?

A:健康食品やサプリメントで食物繊維を摂取している人がさらにチアシードも食べ過ぎると、食物繊維の摂り過ぎにつながってお腹がゆるくなったり、ほかの栄養素の吸収を妨げるおそれがあります。

チアシードは食品のため摂取量に決まりはありませんが、1日大さじ1(9g)ほどを目安にしてみてはいかがでしょうか。(※22)
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