3. 演劇人たちが通う、壮大な地下空間「くぐつ草」(北口)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

地下へ続く階段を降りると、そこはまるで洞窟のような不思議な空間。ゆるりとした空気感の「まめ蔵」、文学の香りがする「武蔵野文庫」と比べ、「くぐつ草」はよりアングラで前衛的な一軒。

実はここ、1635年創設の「江戸糸あやつり人形劇団 結城座」の劇団員によって、1979年に開店したお店なのです。

くぐつ草カレーセット

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,750円(税込)
カレー・サラダ・ドリンクがついたセットが圧倒的におすすめ。注目は、創業当時から製法を変えていないカレー。ライスの上のレーズンの配置も、サラダにのった3つのパスタも、鳥の姿にカッティングされた人参も、何ひとつ変わっていません。

一見、ベーシックなカレーのようですが、よく見るとコリアンダーシードがビックリするほどたくさん。10種のスパイスを炒って香りを出してから、麻袋に入れて煮込むのだそうです。

玉ねぎのしっかりした甘みととろみ、スパイスのザクザク感、レーズンの食感、それらの対比がひそやかな個性を醸し出していますね

コーヒーは深煎りを。この店の深煎りは本当においしい。アロマが強くてとても好み。お店の独特な雰囲気が、またそのおいしさを引き立てています。

レアチーズケーキ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

700円(税込)
特別な空間にもう少しいたいなら、このひと品を追加しましょう。

ババロアのような食感に濃厚な酸味。スパイシーなカレーのあとでも、深煎りコーヒーのお供としても、決して引けを取らない存在感がある味わいなのです。
店舗情報

4. 吉祥寺スパイスカレーの草分け「リトルスパイス」(北口)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

カフェカレー文化が花開いた吉祥寺にありながら、独自のスタンスで知られる個性派店。インドやスリランカのスパイス料理をベースにしたカレーをいただけるお店で、オープンは2004年。昨今流行っているスパイスカレーの先達と言えるでしょう。

カレーは、キーマからレバーを使ったブナカレーまでいろいろ。すべて仕込みが別というこだわりようです。

ちょっと通好みな映画タイトルが並ぶ店内は居心地がよく、お酒がリーズナブルなのも嬉しいポイント。夜は売り切れ次第閉店のときもあるので、早めの訪問をおすすめします。

ブラックカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,030円(税込)
「ブラックカレー」は、スリランカの家庭料理をヒントに作られたカレー。黒いルーの中には鳥手羽元が3本、ライスは日本米です。

スリランカ料理をかなりまろやかにして、日本米に合うようアレンジしてあります。辛さを表す唐辛子マークはお店最高の5個ですが、辛い!というより、食が進むかすかな辛さ。

スパイスの香りに、ホッとするやさしさが潜むカレーなのです。
店舗情報

5. 吉祥寺カレー新世代の代表店「ピワン」(北口)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

ハーモニカ横丁の極狭店として人気を呼び、吉祥寺イチの行列カレー店として名を馳せる「Piwang(ピワン)」。「ど海老カレー」「黒胡麻担々キーマ」という振り切ったアプローチのカレーが、レトルト化されるまでになりました。

新しい吉祥寺を代表するカレー店として圧倒的な存在感を放っています。それのみならず、シャバシャバのテクスチャー、鮮やかな盛り付けのあいがけ、カスリメティの香りなど、大阪スパイスカレーに通づる魅力をもった、東京スパイスカレーの代表店とも言えるでしょう。

2020年2月2日にはハーモニカ横丁から移転。「カフェ キチム」とスペースを共用することで広々とした空間を確保し、以前よりも訪問しやすくなりました。嬉しいかぎり!
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