10. 美しさとおいしさにうっとり「オクトーブル」

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三軒茶屋在住者に人気なのが「OCTOBRE(オクトーブル)」。本格フランス菓子を日本に伝えた「ルコント」やパリの老舗「ジェラール・ミュロ」「ピエール・エルメ」などで腕を磨いたパティシエが、2013年にオープンさせました。

三軒茶屋と下北沢のほぼ中間にあるお店は、淡島通りから細い道を入った住宅地にポツンと佇みます。入り口の脇にイスが2客置かれた白い一軒家は、映画の舞台になりそうなほど絵になる外観。扉を開ける前からトキメキを与えてくれます。

スワン

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400円(税抜)
フランス菓子を追求してきたオーナーパティシエのお店だけに、ショーケースに並ぶのは伝統的なフランス菓子をベースにしたスイーツ類。チョコレートの豊かな味わいが楽しめる「グランパレ」や、斬新なデザインに驚く「モンブラン」も人気ですが、筆者のオススメは「スワン」。

生クリームとやさしい甘さのカスタードクリームがたっぷり入った、白鳥型のシュークリームです。美しい見た目と極上のおいしさで、幸せな気持ちにさせてくれます。手土産にも喜ばれますよ。
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11. 注文を受けて作る絶品ケーキ「ニコラ」

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茶沢通り沿いにあるベーカリー「ボヌール」の2階にある「Nicolas(ニコラ)」は、16時から開店するカフェ。白い階段を上がって店内に入ると、スタンドピアノやデザインの異なるテーブルが置かれ、壁には芸術系の本がズラリと並んでいます。

三茶には珍しい“思索の場”のようなカフェでは、おいしい料理もさることながら、ひと手間かけたケーキが人気。ディナーの帰りに寄ってお酒とケーキを楽しむ、というのもおすすめですよ。

ぶどう、りんご、木苺のセミドライとマスカルポーネのタルト

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580円(税込)
ケーキはオーダーが入ってから盛り付けるスタイル。「ぶどう、りんご、木苺のセミドライとマスカルポーネのタルト」は、巨峰とシャインマスカット、薄切りのりんごと木苺が盛り付けられ、フォークを入れるのが惜しまれるほど。お皿にのびる影さえも美を感じさせます。

マスカルポーネと添えられたディルがフルーツの甘みにアクセントを加えるタルトは、赤ワインと合わせても、3種のコーヒーや紅茶をおともにしてもよいでしょう。なお、ケーキの注文にはワンドリンクセットが必須です。

旬のフルーツを使ったケーキのほか、「モンブラン」や「ガトーショコラ」もラインアップ。思索の相棒にいかがでしょうか。
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三軒茶屋の街に馴染む、極上ケーキたち

個性的な空気感のある三軒茶屋には、流行りの見た目や味わいを追求するお店も、昔ながらの味わいを守る老舗店も人気。気になるケーキを見つけたら、三軒茶屋の散策に合わせて立ち寄ってはいかがでしょうか。
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