ライター : 恩K

コピーライター

1. 牛すじカレーに悶絶!「ファン ファン ファン」

Photo by 恩K

三軒茶屋駅南口にほど近い、栄通り沿いのビル2階にある「Fun Fun Fun(ファン ファン ファン)」。通りを見渡せるテラス席があるお店は、おいしい食事はもちろん、時折ライブもおこなわれるなど、この界隈ではありそうでなかった魅力をもっています。

オーナーは長く水産会社に勤めていたこともあり、国内外のシーフード事情及び料理などを熟知されている方。当然、お店のメニューにもそのノウハウが反映され、赤エビからダシをとる「エビ薫るシーフードカレー」や、吟味して選んだ海鮮類を用いたパスタなど、ほかのお店では味わえないシーフードメニューが並びます。

牛スジカレーライス

Photo by 恩K

780円(税抜)
シーフードを使った料理のほか、数量限定で提供される個性的なカレーもあります。おすすめは「牛スジカレーライス」。具材は3日間ひたすら煮込んだ牛スジのみという、潔さを感じるカレーです。

口に入れると、煮込んでトロトロの食感になった牛スジとスパイシーなカレーのコンビネーションが絶妙で、ごはんのおかわりを所望したくなるほど。

また、オーナー知人のネパール人シェフが監修するカレーも評判です。チキンやポーク、豆、エビとほうれん草、キーマなど、さまざまなバリエーションのカレーが、不定期でメニューにラインアップ。希少なカレーをぜひ楽しんでください。
店舗情報

2. 旧ヤム邸の味を受け継ぐ「マノス」

Photo by 恩K

三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通り沿い、太子堂郵便局の隣にある「創作カレー MANOS(マノス)」。営業時間外だと通り過ぎてしまうほど小さな間口のお店では、12時の開店を目指して多くのカレーファンが行列を作っています。

シェフは「旧ヤム邸 シモキタ荘」で腕を磨いた方。大阪のスパイスカレーを語るうえで外せない「旧ヤム邸」の系譜を受け継ぐ、スパイスと具材の妙が織りなす味を提供しています。それが三茶でも味わえると、2019年8月のオープン以来、客足が途絶えません。

レンガ造りの外観はカレー店というより、昭和の喫茶店といった雰囲気。お店のなかに一歩足を踏み入れると、ヴィンテージ感のあるソファや照明などが配され、レトロな空気が漂います。

2種がけ

1,200円(税込)
カレーは看板メニューの「MANOSチキンカレー」のほか、月替わりのキーマカレーと週替わりのカレーがそれぞれ1種ずつと計3種類。

週替わりのカレーは、入店時間によっては売り切れていることもあります。筆者が訪れた日は、すでに週替わりのカレーは残念ながら売り切れ。よって2種がけをオーダし、「MANOSチキンカレー」(写真・左)と「クミンキムチと甘辛プルコギキーマカレー」(写真・右)を食しました。

どちらも具材のうまみはさることながら、それを引き立たせるスパイス使いに匠の技を感じ、創作系カレーの真髄を堪能。

なお、最後はすべてのカレーを混ぜ合わせましょう。ひとつのカレーとはまた違った味わいが楽しめますよ。
店舗情報

3. やさしく馴染む!「無添加薬膳スープカレー コスモス」

Photo by 恩K

三軒茶屋駅北口から徒歩約1分という好立地にあるのが「無添加薬膳スープカレーCOSMOS(コスモス)三軒茶屋」です。お店はもともと「ブリスダイニング」というレストランでしたが、2020年1月に業態変更し、無添加薬膳スープカレー専門店としてオープンしました。

“完全無添加”を掲げるお店では「医食同源」の考えに基づき、体に良い食材やさまざまなスパイスをふんだんに使用したスープカレーを提供。高円寺の人気スープカレー店「トリップ」のレシピを譲り受けて、野菜カレーをベースにチキンレッグや豚角煮、ラムしゃぶなどをトッピングできるメニューを提供しています。

野菜とラムしゃぶのスープカレー

Photo by 恩K

1,230円(税抜)
お店のスープはチキンレッグ、香味野菜、牛骨を煮込んで作られます。野菜をたっぷり食べたい方には、20種の野菜を具材に用いた「20種の野菜のスープカレー」を、野菜だけでは物足りない方には「野菜とラムしゃぶのスープカレー」がおすすめ。

「野菜とラムしゃぶのスープカレー」にはキャベツ、カボチャやゴボウ、パプリカなど8種の野菜と、しゃぶしゃぶにしたラム肉が盛られています。「20種」にくらべると野菜は少ないですが、それでも十分に味わえますよ。

サフランライスにじっくり煮込まれた野菜と、クセのないラムしゃぶ肉をかけて食べる至福感がやみつきになりそうです。
店舗情報
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ