ライター : megyu

食生活アドバイザー/スープソムリエ

まずはチェック!おいしいハイボールの作り方

ウイスキーというお酒は温度変化や与える水分量により、劇的に表情を変えるとても繊細なもの。そのためバーテンダーはハイボールを一杯作るうえでも、使用するウイスキーや氷、混ぜる回数、注ぐソーダの量や果ては室温から湿度まで考慮に入れます。

とはいうものの、ご家庭でプロの技を再現するのはむずかしいと思うので、まずは経験や知識がなくても簡単にワンランク上のハイボールを作る方法をご紹介します。

作り方

1. 氷を満杯に詰めたグラスに冷凍ウイスキーをグラスの1/4注ぎます。
2. よく冷えたソーダ水を氷に当てないように(重要です!)半分まで注ぎます。
3. マドラーでやさしく3回混ぜます。
4. グラスの八分目まで氷に当てないようにソーダを注ぎ、マドラーでゆっくり氷を底から持ち上げます。

ポイント

1. ウイスキーは冷凍保存するのが正解!

ご家庭でハイボールを作る場合に一番ネックとなるのは氷なんです。家庭用の製氷機で作った氷は溶け易く、すぐにハイボールを水っぽくしてしまいます。

ウイスキーはアルコール度数の関係で家庭用の冷凍庫で保存しても凍結しません。冷凍保存してキンキンに冷やしたウイスキーを使用することで、グラスに注いだ際の「氷が溶けて水になる量」と「ウイスキーの温度変化」を一定にすることができるのです。香りは強くないものの強いボディやコシを持ったウイスキーは、冷凍保存することによりその刺激臭が抑えられ、ウイスキー本来の甘味を感じ易くなります。

ただし、冷凍保存に向かいないウイスキーも。香りが特徴的なシングルモルトなどは、冷凍保存するとその香りを閉じてしまうことになるので注意してください。

2. レモンの絞り方もポイント!

ハイボールに絞り入れるレモンも、ほんのちょっとの工夫で劇的な変化を見せてくれますよ。カットしたレモンを絞る際、大抵の人は皮目を上に、レモンの果実をグラスに向けて絞るかと思います。

実は、皮目を下に向け実を上に、つまり逆さまにすることでグッとおいしさがアップするんです!絞る際は力強くギュッと潰すのではなく、軽く捻るようにやさしく絞ってあげるのがコツ。そうすることでレモンの皮に含まれる油分がグラスに着き、とても爽やかな香りを立たせてくれます。この絞り方だとレモンが持つえぐみの成分も出にくいため、ウイスキー本来の味わいを楽しめるでしょう。

【アレンジ1】甘夏のジンジャーハイボール

Photo by macaroni

旬のフルーツを使っておしゃれなハイボールが楽しめます!ジンジャーエールを使うことで簡単に味を整えることができますよ。 甘夏以外にもキウイや桃など、お好みのフルーツでどうぞ。 ウイスキーが苦⼿な⽅でも、おいしくいただける一杯です。

材料

・ウイスキー……30cc
・ジンジャーエール……適量
・甘夏……1/4個

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