適度な運動をおこなう

自律神経の乱れを整え、副交感神経をサポートするために、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動をおこないましょう。激しい運動でなくてかまいません。朝や夕方の比較的涼しい時間帯がおすすめです。体を動かせば、食欲増進や、睡眠を促すことにつながりますよ。外でおこなう場合は熱中症に注意し、無理せず自分のペースで取り組んでみてくださいね。(※5)

しっかり睡眠をとる

質のよい睡眠は、疲れを回復させ健康を維持するために重要です。質のよい睡眠をとるために、就寝の1時間前には入浴を済ませましょう。そうすれば、寝るころに体温が下がり、スムーズに眠りにつくことができます。深い眠りにつながるため、意識してみてくださいね。

また、心地よいと感じる寝具をそろえてみるのもおすすめです。夜に睡眠時間がとれない場合は、日中に20分程度の昼寝を取り入れてみましょう。(※1,5)

夏バテ防止に役立つ食材

ここでは、夏バテ対策に役立つ食材をご紹介します。ただし、この食材だけを食べていても夏バテを完全に予防することはできません。

体調を整えるには、バランスのとれた食事が基本となります。食材に含まれる栄養素やはたらきを知り、献立を決める際に役立ててくださいね。

豚肉

豚肉にはビタミンB1が豊富。前述したように、糖質からエネルギーを生み出す過程で必要なビタミンです。ビタミンB1が不足していると糖質をエネルギーに変換できなくなり、だるさや食欲の低下を感じることが。

また豚肉のなかでも、特にもも肉やヒレなどの赤身に多く含まれていますよ。暑さが続くと食欲が落ち、糖質中心の食事になりがちなため、意識して取り入れましょう。(※6)

うなぎ

土用の丑の日にうなぎを食べるという方は多いのではないでしょうか。土用の丑の日は季節ごとにありますが、特に夏はうなぎを食べるイメージがありますよね。

うなぎには肌の健康や粘膜の防御機能を維持するビタミンAや、エネルギー代謝にかかわるビタミンB群が豊富に含まれています。なかなか日常的に食べる食材ではないかもしれませんが、取り入れる機会があるとうれしい食材ですね。(※3,7,8)

にんにく

豚肉やうなぎに多く含まれるビタミンB1は、水溶性ビタミンのため、たくさん摂っても排出されてしまいます。

にんにくのにおいのもととなる「アリシン」という成分には、ビタミンB1と結びついて体内にとどまらせる性質があり、作用を長く持続させるのに役立ちます。にんにくにスタミナがつくイメージがあるのは、このはたらきのためだといわれています。(※6,8)
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