ライター : 相羽 舞

管理栄養士

大学卒業後、保育園にて勤務し離乳食と幼児食の献立作成や調理を経験。現在は4歳と2歳の兄弟を大騒ぎで子育て中です。専門的な内容でもわかりやすい記事を目指して執筆しています。

夏バテを防止するために原因を知ろう!

室内と外の温度差

体がだるく感じたり、食欲がなくなったりといった不調を感じる夏バテ。その原因のひとつは、室内と外の温度差です。

夏場の暑い屋外と、エアコンの効いた涼しい室内との温度差により、自律神経のバランスに乱れが生じます。また、自律神経のひとつである副交感神経には、体温や内臓の機能を調節するはたらきがあります。そのバランスが崩れることで自律神経をつかさどる脳が疲労し、夏バテの原因になるといわれています。(※1)

発汗により、ミネラルが失われる

私たちの体は、暑いときに体温を下げるため汗をかきます。汗には、水分とともにビタミンやミネラルも含まれているんです。大量に汗をかくことでそれらが排泄され、体の不調を感じることが。

たとえば、カリウムが不足すると脱力感を覚えたり、カルシウムやマグネシウムが不足するとイライラするようになったり、といった影響がでてきます。特に暑い夏の水分補給は、水分だけでなくミネラルも意識して摂りたいですね。(※1,2)

暑さによる食欲不振

暑さで食欲がわかないときに、冷たい飲み物や食べ物ばかりを摂っていると、胃腸が冷えてしまいます。すると、消化機能が低下し、十分に栄養が吸収できなくなる場合があります。

そのうえ、冷たいそうめんやおにぎりだけ、といった偏った食事になると、ビタミンやミネラルが不足しがちに。前述したようにビタミンやミネラルは汗とともに失われやすいため、慢性的な不足につながるおそれがあります。(※1)

夏バテを防止するには生活習慣から

栄養バランスのよい食事をとる

食欲がなくなりやすい夏ですが、夏バテを防ぐためには、栄養バランスのよい食事が基本となります。そうめんやざるそばだけ、というような食事を続けていると、糖質が中心となり、そのほかの栄養素が不足してしまいます。糖質をエネルギーに変えるためにはたらくビタミンB1が足りないと、うまくエネルギーに変換できずに疲れやすい状態につながってしまう可能性が。

エネルギー源となる糖質、脂質、たんぱく質を摂取していても、ビタミンB群が足りないと代謝がうまくまわりません。同じようにミネラルは、微量であっても体の機能の調節に重要な役割を持っています。さまざまな食品を摂り、バランスよく食事することが、体調を整えるためには大切です。(※1,2,3,4)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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