ライター : ケアクル

この記事は、健康・美容の情報メディア 「ケアクル」の提供でお送りします。
頭が痛い時はどうしたら良いかわからないということもあるのではないでしょうか。一言で頭痛といってもその原因は様々で、中には命にかかわるものも存在します。今回は頭痛の様々な原因を紹介し、原因ごとの対策もお教えします。

低気圧でなぜ頭が痛くなるのか?

雨の日に何となく嫌な気分になって頭が痛くなったり、だるくなったりした経験がある方は多いでしょう。低気圧で頭痛が起こることを『低気圧頭痛』と呼ぶことがありますが、実はこれは医学的な用語ではありません。

また、低気圧による頭痛の症状は女性の方が男性より起こりやすいと言われていますが、頭痛は月経周期によるホルモンバランスの変調から起こる場合もあるため、低気圧だけによるものかは、判断がつきにくいとも言われています。

未だにはっきりした原因は分かっていませんが、低気圧が頭痛につながるという要因には以下のようなものが考えられます。

1.頭部の血管が拡張する

低気圧によって頭の内部を走る血管が拡張し、『三叉神経』という顔面の感覚をつかさどる神経が刺激されます。これにより、ズキンズキンとした『偏頭痛』が起こると言われています。

偏頭痛はストレスやホルモンバランス崩れなど、様々な要因によって起こると考えられますが、低気圧もその一つと言えます。

2.血行不良になる

低気圧によって身体の血圧も低くなり、頭部周囲の首や肩などの血行が悪くなることがあります。これによって筋肉が硬くなることから、低気圧は『緊張型頭痛』の要因となり得ます。

3.自律神経が乱れる

低血圧により、主に緊張状態の時に働く『交感神経』と、主にリラックスしている時に働く『副交感神経」のバランスが乱れることがあります。この2つの自律神経のバランスが乱れることで、身体の調子が整わず、頭痛が起こると言われています。

低気圧による頭痛の症状

低気圧による頭痛では、一般的に偏頭痛の症状が現れることが多いようです。偏頭痛の症状とは、頭の片側がズキンズキンと脈を打つような痛みを言い、一度始まると、数時間から数十時間も続くことがあります。痛みがひどい場合は、片側だけでなく、両側や頭全体が痛くなることもあります。

前項で述べたように、低気圧により緊張型頭痛の症状が現れる場合もあります。緊張型頭痛では、肩や首が凝るのと同時に、頭がキューっと締め付けられるような痛みが生じます。症状は数時間から長い場合は数日間も続くことがあります。

低気圧による頭痛の感じ方は人によって千差万別です。低気圧でも何も感じない方も、天気の変化に敏感で激しい痛みを感じる方もいらっしゃいます。

低気圧による頭痛の予防法

低気圧による頭痛を起こしやすい方は、どのように予防すればよいでしょうか。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ