ふるまう料理とお供えする料理は別に

お盆のお供えには、一汁三菜か五菜の霊供膳のほか、迎え団子とお供え団子、送り団子があります。宗派や地域によって形式が異なりますが、これらがお盆料理の基本です。

お供えをしたうえで、集まった人たちには違う料理を出すのがいまでは一般的。この記事ではお盆に親しい人たちが集まったときに、きっと喜ばれるふるまいレシピを紹介します。

お盆に定番のお供えにはどんなものがある?

そうめん

古来より稲作が盛んだった日本では、麦栽培をしていた地域はごくわずか。その小麦粉で作るそうめんは高級品とされ、お供え料理として珍重された経緯があります。ご先祖が帰りの荷造りに使う縄、という意味合いもあるそうです。

精霊馬

関東以北の地域では、きゅうりやなすで作る、精霊馬(しょうりょううま)や精霊牛(しょうりょううし)を供えます。足の速い馬で早くこちらに来てほしい、牛にお供えを積んでゆっくり帰ってほしい、という願いを込めた風習です。お供えしたあとは、塩で清めて処分しましょう。

おはぎ

昔はお盆のお供えといえば、おはぎやぼたもちが定番でした。とくにお迎え団子には、あんこをのせたおはぎを作るのが一般的なならわし。日持ちしないため、いまはさほど人気がありませんが、伝統にのっとったお盆を迎えるなら外せないお供えです。

みんなで取り分けて。おもてなしお盆料理7選

1. 天板のまま出せる。彩り豊かなぎゅうぎゅう焼き

えびとアボカド、ソーセージやじゃがいもなどの具材を、天板に並べてオーブンで焼くだけの簡単なレシピです。大人からお子さんまで喜ばれること間違いなしの、彩り豊かで華やかな大皿系料理。親しい間柄なら、天板ごと食卓に直接出すことができるので、洗い物も少なくて済みますよ。

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