気分が落ち込む

日光浴をしない日々が続くと、セロトニン神経が刺激されず、セロトニンの分泌量が減ってしまいます。脳内でセロトニンが不足すると、慢性的なストレスを感じる、疲労やイライラ感をおぼえる……などといったように、精神的な症状が現れるおそれが。とくに、日照時間が短い季節は、日光を浴びる時間が減るため注意が必要です。(※3,4)

睡眠の質が落ちる

朝に太陽の光を浴びられず、体内時計の調整ができなかった場合、睡眠と覚醒のリズムが乱れてしまいます。眠りにつきにくくなったり、目覚めにくくなったりするほか、日中に眠気を感じることも。

夜勤や交代勤務をしている方や、昼ごろにならないと起きられないという方は、注意が必要です。(※7)

日光浴の効果を得る方法

やり方

体内時計をリセットするためには、起床したらすぐにカーテンを開け、太陽の光を浴びるようにしましょう。また、セロトニンの分泌を促すためには日光を浴びるだけでなく、リズミカルな運動も大切です。座って日光浴をするのではなく、身体を動かすことをおすすめします。

なお、日焼けするまで紫外線を浴びる必要はなく、両手の甲ほどの面積を日光にあてれば十分です。日焼けを避けたい部位は、紫外線対策をおこなってかまいません。(※4,5,8)

時間

日光浴のタイミングは、起床直後から30分までが理想的です。日光浴をおこなう時間は一日あたり15分程度、日影で過ごす場合は30分を目安にしましょう。

紫外線の量は、季節や時間帯によって変わります。冬場は紫外線が弱くなるため、一日に1時間ほど日にあたることをおすすめします。(※3,8,9)

気をつけたいポイント

ビタミンDを合成するためには日光浴が重要ですが、紫外線の浴びすぎには注意が必要です。過剰な紫外線は皮膚を乾燥させるため、シミやシワの原因となることがあります。

赤みや痒みが出やすいなどの肌が弱い方は、適切な紫外線対策をおこないましょう。とくに5~8月は紫外線が強いため、日光浴をおこなう際は、日影を利用してくださいね。(※2)
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