ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

夏に感じるむくみの原因は?

冷え

身体の冷えは、夏に足のむくみを引き起こす原因のひとつです。冷房により身体が冷えると、血液や水分のめぐりが悪くなってしまいます。すると水分が血液中から漏れ出し、細胞間にたまって、むくみの症状が出るおそれがあります。

とくに足の筋肉量が少ない女性は、足先から血液を押し戻す力が少ないため、注意が必要です。(※1,2)

自律神経の乱れ

血管のはたらきや体温を調整する「自律神経」。この乱れにより、血行が悪くなってむくみや冷えが引き起こされることがあります。

生理前や妊娠中・更年期によるホルモンバランスの変化のほか、精神的なストレスなどが自律神経を乱す原因です。また、夏場は室内外の温度差により、体温の調整に負担がかかるため、自律神経が乱れやすくなります。(※1,3)

水分や塩分の摂り過ぎ

水分を摂り過ぎると、体内の水分量が増えて血管外に漏れやすくなるため、むくみにつながるおそれが。とくに、冷たい飲み物は血液の流れを滞らせることがあるため、飲み過ぎに注意が必要です。

また、塩分の過剰摂取もむくみの原因のひとつ。体内の塩分濃度を下げるために、身体が水分を溜め込んでしまいます。汗をかくと塩辛いものがおいしく感じますが、食べ過ぎに気を付けましょう。(※1,3,4)

アルコールの摂り過ぎ

アルコールの摂り過ぎは、むくみの原因のひとつです。アルコールを飲むと、血管中の水分が外に漏れやすくなります。

また、アルコールには脱水作用がありますが、水分が失われると血液中のアルコール濃度が高くなってしまいます。そうならないよう、血管内に水分を取り込むため、むくみにつながります。夏は冷たいビールを楽しめる季節ですが、飲み過ぎないようにしましょう。(※3,5)

むくみを解消するためのポイント【食べ物編】

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